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舞台「パラサイト」にポン・ジュノとソン・ガンホが期待「当初は戯曲として構想した作品です」

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ナタリー

左からポン・ジュノ、ソン・ガンホ。

COCOON PRODUCTION 2023「パラサイト」の上演に向けて、原作映画で監督を務めたポン・ジュノ、原作映画に出演したソン・ガンホがコメントを寄せた。

COCOON PRODUCTION 2023「パラサイト」は、第92回アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめとする最多4部門に輝いた映画「パラサイト 半地下の家族」を、鄭義信の台本・演出により舞台化するもの。ポン・ジュノは舞台化に際し、「この作品は、裕福な家庭と貧しい家庭が、相反する場所で紡ぎ出す密度の高い人間ドラマです。故に私も当初は戯曲として構想した作品です」と明かし、「演出の鄭義信先生の長年のファンとして、傑作『焼肉ドラゴン』を観劇した際に、スタンディングオベーションで拍手を送った記憶が今も蘇ります。加えて、日本を代表する最高の製作陣と俳優たちが集結してくれたことに、私の期待は更に膨らんでいます。『パラサイト』の公演に心からの祝辞と感謝の気持ちをお伝えいたします」と思いを語った。

また、原作映画で貧しい一家の父親キム・ギテクを演じたソン・ガンホは、「個人的には最高の演出家と俳優陣が集まったと聞き、とても光栄に思います。映画とは違う立体感や臨場感、そして舞台の圧倒的なエネルギーが期待されます。多くの観客の熱気に包まれる素晴らしい公演になることを切に願っています」とコメントした。

舞台「パラサイト」では、1990年代の関西を舞台に、家内手工業の靴作りで生計を立てる金田一家が、高台の豪邸で暮らす永井一家へ次第に寄生していく様が描かれる。出演者には古田新太、宮沢氷魚、伊藤沙莉、江口のりこ、キムラ緑子、みのすけ、山内圭哉、恒松祐里、真木よう子らが名を連ねている。公演は6月5日から7月2日まで東京・THEATER MILANO-Za、7月7日から17日まで大阪・新歌舞伎座にて。チケットの一般販売は5月7日10:00にスタート。ポン・ジュノとソン・ガンホのコメント全文は以下の通り。

ポン・ジュノ コメント

映画「パラサイト 半地下の家族」が日本で舞台化されることがとても嬉しく、楽しみです。

この作品は、裕福な家庭と貧しい家庭が、相反する場所で紡ぎ出す密度の高い人間ドラマです。

故に私も当初は戯曲として構想した作品です。

俳優の生き生きとした眼差し、息遣い、そして汗を直に感じてもらえる舞台版「パラサイト」で、再び観客に出会えることは至極の喜びです。

演出の鄭義信先生の長年のファンとして、傑作「焼肉ドラゴン」を観劇した際に、スタンディングオベーションで拍手を送った記憶が今も蘇ります。加えて、日本を代表する最高の製作陣と俳優たちが集結してくれたことに、私の期待は更に膨らんでいます。「パラサイト」の公演に心からの祝辞と感謝の気持ちをお伝えいたします。

ソン・ガンホ コメント

演劇の開幕を心からお祝い申し上げます。

個人的には最高の演出家と俳優陣が集まったと聞き、とても光栄に思います。

映画とは違う立体感や臨場感、そして舞台の圧倒的なエネルギーが期待されます。多くの観客の熱気に包まれる素晴らしい公演になることを切に願っています。

COCOON PRODUCTION 2023「パラサイト」

2023年6月5日(月)~7月2日(日)
東京都 THEATER MILANO-Za

2023年7月7日(金)~17日(月・祝)
大阪府 新歌舞伎座

原作:映画「パラサイト 半地下の家族」
台本・演出:鄭義信
出演:古田新太、宮沢氷魚、伊藤沙莉、江口のりこ / キムラ緑子、みのすけ / 山内圭哉、恒松祐里、真木よう子 / 青山達三、山口森広 / 田鍋謙一郎、五味良介、丸山英彦、山村涼子、長南洸生、仲城綾、金井美樹

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