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QUEENが身体の中に降りてきてくれたらうれしい、「ROCK BALLET with QUEEN」稽古進行中

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ロックバレエ2023「ROCK BALLET with QUEEN」公開リハーサルより。(c)京介

ロックバレエ2023「ROCK BALLET with QUEEN」の公開リハーサルが、3月15日に東京都内で行われた。

これは2021年に初演されたロックバレエ「ROCK BALLET with QUEEN」の再演。新国立劇場バレエ団の福田圭吾が演出・振付を手がける本作では、バレエダンサーたちがロックバンド・QUEENの世界観を、ピアノの生演奏に乗せて表現する。出演者には新国立劇場バレエ団の井澤駿と米沢唯、谷桃子バレエ団の今井智也、牧阿佐美バレヱ団の菊地研、元東京バレエ団の長瀬直義、元パリ・オペラ座契約団員の二山治雄、ピアニスト・作曲家の壷阪健登が名を連ねている。

公開リハーサルには、井澤を除く7名のキャストが登場。二山のソロ「Don't Stop Me Now」と、米沢のソロ「Killer Queen」、そしてダンサーと壷阪による「The Millionare Waltz」が披露された。

今回初参加となる二山と今井は出演依頼を受けたときの気持ちを問われ、二山は「このメンバーの中に入っていいのかな? 滅多にないメンバーなので貴重だと思います」、今井は「嬉しかったです。こういう曲で踊る機会はないので楽しい」と返答する。一方、「キャストが変わったことで振付も変わるのか?」と尋ねられた福田は、「変えるつもりはないんですが、実際にリハーサルを重ねるうちに変わっていく。それぞれのダンサーの個性がより出せるようにしています。研さんは流れを変えるキーパーソンですし、治雄くんの踊りは幸せな気持ちになるし、彼らの色々な面を見せたいと思っています」と思いを語った。

「QUEENの曲は踊りやすいですか?」という問いに対して、米沢は「おこがましいかもしれないけど、この曲は私のための音楽と思えるくらい、この振付以外考えられないという思いで踊っています」、今井は「今は振りを必死に覚えています!」、菊地は「QUEENが身体の中に降りてきてくれたらうれしい」、長瀬は「インパクトが強い音楽に負けないようにしたい」、二山は「最初はどういう風になるんだろうと思いましたが、音楽に合わせて踊ることに楽しみを感じています」とコメント。

最後に福田が「初演をそのまま再現するより、1つひとつの作品に今できる自分のすべてを出そうと思っています。今回も出し尽くせるように挑みます!」と意気込みを述べ、公開リハーサルを締めくくった。公演は5月17日に東京・なかのZERO 大ホールにて。

ロックバレエ2023「ROCK BALLET with QUEEN」

2023年5月17日(水)
東京都 なかのZERO 大ホール

演出・振付:福田圭吾
出演:井澤駿、今井智也、菊地研、長瀬直義、二山治雄、米沢唯

※初出時より本文を変更しました。