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山海塾の新作「TOTEM 真空と高み」が開幕、天児牛大「ようやく提出することができました」

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北九州芸術劇場×山海塾 共同プロデュース 山海塾「TOTEM 真空と高み」世界初演より。(c)Sankai Juku

山海塾 新作「TOTEM 真空と高み」世界初演が本日3月18日に福岡・北九州芸術劇場 中劇場で開幕した。

これは、山海塾の約4年ぶりとなる新作公演。北九州芸術劇場と山海塾が共同プロデュースする本作では、演出・振付・デザインを天児牛大、音楽を加古隆と吉川洋一郎が手がけ、画家・中西夏之の「カルテット―着陸と着水X」から想を得た舞台美術が用いられる。

天児は開幕に際し、「ペーター・エトヴェシュ作曲、フランスのリヨン歌劇場製作のオペラ『Lady Sarashina』の美術を中西夏之氏にお願いした折に、いずれ山海塾の作品にも使わせてもらうことを生前お約束していました。だいぶ時間があきましたが、今回の新作『TOTEM 真空と高み』で、ようやく提出することができました」と喜び、「副題の『真空と高み』は、この四方から立ち上がる中心部の空間を意味します」と説明した。舞踏手には蝉丸、竹内晶、市原昭仁、松岡大、石井則仁、岩本大紀、高瀬誠、伊藤壮太郎が名を連ねた。

公演は明日3月19日14:00開演回で千秋楽を迎え、同公演ではポストパフォーマンストークが行われる。

北九州芸術劇場×山海塾 共同プロデュース 山海塾「TOTEM 真空と高み」世界初演

2023年3月18日(土)・19日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 中劇場

演出・振付・デザイン:天児牛大
美術:中西夏之「カルテット―着陸と着水X」より
音楽:加古隆、吉川洋一郎
舞踏手:蝉丸、竹内晶、市原昭仁、松岡大、石井則仁、岩本大紀、高瀬誠、伊藤壮太郎

※蝉丸の「蝉」は旧字、高瀬誠の「高」ははしご高、「瀬」は旧字が正式表記。