古代エジプトの豪華絢爛なステージを見逃すな！

日本における“オペラの殿堂”新国立劇場の開館25周年記念シーズン（2022／23シーズン）もいよいよ佳境。その本命と言える「新国立劇場開館25周年記念公演」ヴェルディの『アイーダ』公演が目前だ。

オペラ界に燦然と輝く巨匠フランコ・ゼッフィレッリによる演出は豪華絢爛。ステージ上にそびえ立つ巨大な柱や、凱旋の大行進を彩る大群衆と華麗な音楽の数々は、まさに“これぞオペラ”の醍醐味を味あわせてくれること間違いなし。開館当時のステージを体験しているファンにとっても、これからオペラに親しもうというオペラ初心者にとっても、たまらないプレゼントとなりそうだ。

近年は、制作費削減のためにシンプルなステージで上演されるオペラが多い中、この圧倒的にゴージャスなステージからは、さながらオペラ本来のワクワク感が溢れ出るようだ。

指揮はイタリアの名匠カルロ・リッツィ。タイトルロールとなるアイーダ役にはセレーナ・ファルノッキア（ソプラノ）、ラダメスにはロベルト・アロニカ（テノール）という布陣も楽しみなことこの上なし。古代エジプトの世界が東京に出現するその非日常の時間に期待したい。

新国立劇場　開場25周年記念公演
ジュゼッペ・ヴェルディ『アイーダ』
4月5日(水)から21日(金)
新国立劇場オペラパレス
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/aida/