「タクミくん」森下紫温との芝居で加藤大悟がキュン「身長差がちょうどよくて」
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「タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。」完成上映イベントにて、左から永島龍之介、野口友輔、中山咲月、森下紫温、加藤大悟、高橋璃央、植村颯太、横井健司。
「タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。」の完成上映イベントが本日3月26日に東京・TFT ホール 1000で行われ、キャストの森下紫温、加藤大悟、中山咲月、高橋璃央、野口友輔、植村颯太、永島龍之介、監督の横井健司が登壇した。
ごとうしのぶによる小説「タクミくんシリーズ」は、名門の全寮制男子校に通う高校生2人が繰り広げる学園ラブストーリー。原作の31周年に合わせて新作映画が製作され、森下がタクミこと葉山託生、加藤がギイこと崎義一を演じ、中山、高橋、野口、植村、永島も生徒役で出演している。
森下は「タクミくんは“人間接触嫌悪症”。実際に存在しない症状を表現するのは難しかったですけど、1人ひとりと接する距離感が違うので、パーソナルスペースを意識して演じました」と述懐。タクミとギイが出会う階段のシーンについては「一目惚れに近い場面で、僕自身も『大悟くん、かっこいいなあ』と思っていました」と打ち明ける。加藤は照れ臭そうに「僕としてもあのシーンはかっこよくいなくてはいけなかった。ギイは誰からもうらやまれる存在なので」と説明し、「タクミにめっちゃ見つめられるんですけど、逆に緊張感を持てて、紫温ちゃんからいい刺激を受けたなと思います」とほほえんだ。
中山は「自分とは正反対のかわいいキャラだったので、声をひたすらワンオクターブ上げて演じました」と役作りを振り返る。高橋は「僕は役柄的に恋愛ではなく友情に見える立ち振る舞いを心がけました」と言及。加藤と高橋はプライベートでも仲がいいそうで、司会者から「横にいて安心する存在ですね?」と聞かれると、2人は「そうですね」とぴったりハモって相性のよさをうかがわせた。
スペシャル企画として「自分が胸キュンするもの・シチュエーション」をキャスト陣が発表するコーナーも。永島は「譲ったり譲られたりしている時」、植村は「美味しそうにご飯を食べている姿」、高橋は「名前を呼ばれた時」、中山は「可愛い猫を見かけた時!!」と、ほのぼのした回答を披露していく。野口は「二人だけのひ・み・つ♡」と書いたボードを見せるや否や、「心当たりある人いますね……手を挙げてください。加藤大悟くん」と指名。「撮影の休憩中に仮眠していたら、アウターを僕に掛けた人がいるんですよ。寝たふりしてチラッと見たら大悟くんで。もうギイやん!ってキュンキュンしました」という野口の証言に、加藤は「無意識でした」と言ってのけ、共演者たちから「ずるい男!」と責められていた。
そんな加藤は「上目遣い」と答え、「(森下との)身長差がちょうどよくて。お芝居しながら上目遣いになる瞬間があるんですよ。役としてもだけど、実際に僕もキュンとしました」と伝える。最後に森下は「赤ちゃん」と書いたボードをうれしそうに見せ、「最近いとこが産まれたんです。お母さん以外の人が抱っこすると泣くのに、僕が抱っこしたら泣かない。それがかわいくて!」と喜びを表現した。
終盤の挨拶では、加藤が「素敵なカンパニーに恵まれて、素敵な作品が撮れました」と感謝し、森下は「『タクミくん“シリーズ”』ですので、これが第1歩だと信じて、これからさらに30年愛される作品になれば」と期待を込める。監督の横井は「過去に映画がシリーズ化したのも、ファンの皆様のお声があったから。今回も声援を送っていただけるのであれば、このメンバーで続いていくかと思います」と呼びかけた。
なおイベントでは、本作が5月27日より東京のシアター・イメージフォーラムほかで順次公開されることも発表された。
(c)2023 ごとうしのぶ/KADOKAWA・「タクミくんシリーズ」製作委員会