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「日本版CNC、なぜ必要?」仲野太賀と二階堂ふみナレーションによる説明動画が完成

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「日本版CNC、なぜ必要?」説明動画より。

日本版CNC(セーエヌセー)設立を求める会(通称:action4cinema)の説明動画が完成。趣旨に賛同した仲野太賀と二階堂ふみがナレーションで参加している。

action4cinemaは、諏訪敦彦や是枝裕和が中心となり2022年6月に発足して以降、映画の未来に向けて持続・発展可能な新たな共助システムを求めるために、日本映画製作者連盟(映連)との話し合いや各業界団との勉強会を行ってきた。その過程で、日本版CNCの構造と必然性を映画に関わるより多くの人々に理解してもらうことの重要性を痛感し、「日本版CNC、なぜ必要?」と題した約8分の動画を制作。action4cinema公式サイトおよびYouTubeで公開された。

action4cinema運営メンバーであり制作担当の岨手由貴子と内山拓也、ナレーションを担当した仲野と二階堂からコメントが到着。岨手は「映像業界で働くたくさんの人、作品を楽しみにしている観客、また未来の観客にも関わる重要な問題だからこそ、広く知っていただく必要があります。日本の映像業界が直面する多くの問題について、ともに考え議論をしていけるよう、是非ご覧ください」と呼びかけた。

岨手由貴子 コメント

私たちaction4cinemaは、これまで日本版CNCのような機関の必要性について、さまざまな場面で説明をし、訴えてまいりました。ですが、フランスの国立映画映像センター「CNC」のあらましや、日本の映像業界の問題について共有することから始めなければならないため、なかなか“簡潔で分かりやすい趣旨説明”とはいきませんでした。そこで制作したのが、この動画です。映像業界で働くたくさんの人、作品を楽しみにしている観客、また未来の観客にも関わる重要な問題だからこそ、広く知っていただく必要があります。日本の映像業界が直面する多くの問題について、ともに考え議論をしていけるよう、是非ご覧ください。

内山拓也 コメント

映像制作に従事する人たちが安心して働ける職場を整えながら、商業性と多様性の両面を維持し、作り手と観客を次の世代へ、またその次世代へ、と育んでいくような日本映画界を目指し、「日本版CNC、なぜ必要?」と題した動画を制作しました。様々な制作環境や年代でそれぞれ異なる危機意識を持つ中で、世界各国に視野を広げながら、まずは自国の構造や問題を知るきっかけになることを願っています。

仲野太賀 コメント

日本版CNCの設立はとっても画期的なアイデアだと思いました。CNCとはなんぞや?と、疑問も浮かぶかと思いますが、多くの方の理解を得るために、とても分かりやすい動画が出来上がりました。こんなタイミングで、二階堂さんと久々に再会できたのも嬉しかったです。
未来の日本映画のために、業界が本当の意味で助け合うタイミングなのかもしれません。
関係者もそうでない方も、是非動画見てみてください!

二階堂ふみ コメント

幼い頃から映像の世界に多くの恩恵を受けてきました。憧れの世界に入り、俳優部として様々な現場に育てて頂いたと感じております。しかしその一方で、当たり前に続いてしまった過酷な労働時間やハラスメントなど、多くの問題がある事も実感してます。日本の映像現場、システムにおける課題を、1人でも多くの映像作品を愛する人たちに知っていただきたいと思い、この取り組みに参加させて頂きました。監督はじめ多くのスタッフ、キャストと一つの作品を作り上げる現場は、常にクリーンでクリエイティブな場所であってほしいと思ってます。素晴らしい日本の作品を未来に残せるよう、映像現場に携わる1人として、このaction4cinemaの取り組みに賛同致します。