山田孝之、阿部進之介、藤井道人が「デイアンドナイト」脚本制作を振り返る
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「デイアンドナイト」キャラポスター
山田孝之がプロデューサー、藤井道人が監督を務めた「デイアンドナイト」より、山田と藤井、主演の阿部進之介のコメント、キャラクターポスタービジュアルが到着した。
人間の善悪をテーマとした本作では、父親の自殺をきっかけに実家へ帰ることになった主人公・明石幸次が、次第に復讐心に駆られ裏稼業に手を染めていくさまが描かれる。阿部のほか、安藤政信、小西真奈美、佐津川愛美、深水元基、田中哲司らがキャストに名を連ねた。キャラポスターには明石と、安藤演じる北村、清原演じる奈々、田中扮する三宅の姿が写し出されている。
本作に登場するキャラクターは、山田、藤井、阿部の共同作業で作り上げていった。3人で持ち寄ったセリフをもとに阿部が明石、山田が明石以外の役柄すべてを演じながら構築した。藤井は「そうやって時間をかけて28稿くらいまで書き直した脚本の中で、最初からブレていないのは、主人公が『明石』という名前のキャラクターであることと、“昼と夜”や“善と悪”に対する二面性というテーマくらいですね」と振り返る。
山田は脚本の制作スタイルについて「書いているセリフではなくて、生きた言葉にしなければならない。それって、登場人物の気持ちになって発しないとわからないです。セリフをちゃんと生きた言葉にするためにはやってよかった。息継ぎだったり、人それぞれのリズムって絶対的なところがあるんですよ。セリフをちゃんと生きた言葉にするためには、やってよかった」と述べ、阿部も「役者としては(脚本開発から)参加することで、キャスティングが行われる前の段階でどういうことが行われているのかを知れただけでも、とてもメリットがありました。作品に対する責任感も生まれたし、引いた目で映画を作る感覚も持てた。作り手の1人として今までとは違う意識を持ちましたね」と話した。
「デイアンドナイト」は1月19日より秋田で先行上映。1月26日から全国で公開される。
(c)「デイアンドナイト」製作委員会