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堀田真由が津軽塗に向き合う「バカ塗りの娘」今秋公開、小林薫と父娘演じる

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「バカ塗りの娘」場面写真

堀田真由が主演、小林薫が共演する「バカ塗りの娘」が今秋、全国で公開される。

高森美由紀の小説「ジャパン・ディグニティ」を映像化した本作は、青森の伝統工芸である津軽塗、通称“バカ塗り”をテーマにした物語。何をやってもうまくいかず自信を持てない青木美也子が、津軽塗職人の寡黙な父・清史郎との暮らしの中で津軽塗に改めて向き合い、自分の進む道を見つけていくさまが描かれる。津軽塗の道に進みたいと公言できずにいる美也子役で堀田、職人を続ける気力を失っている清史郎役で小林が出演。監督を鶴岡慧子、脚本を鶴岡と小嶋健作が担当した。

堀田は「実際に職人さんに漆の使い方を伝授していただいたり、津軽弁を話したりと新たな挑戦にドキドキしながらもゆったりと流れる時間に身を委ねながら取り組む日々は、贅沢で忘れられないものとなりました」、小林は「津軽弁が難しかった 何度やっても出来ない発音なんかがあって、現場でも何十回とチェックをうけて苦労しました」とコメントしている。

堀田真由 コメント

青木美也子役を演じさせていただきました。
初めて感じる気温や、湿度、匂いを全身で感じながら青森県弘前市で撮影させていただきました。
実際に職人さんに漆の使い方を伝授していただいたり、津軽弁を話したりと
新たな挑戦にドキドキしながらもゆったりと流れる時間に身を委ねながら取り組む日々は、
贅沢で忘れられないものとなりました。

最新な物が次から次へと産まれ
機械化・自動化が主流になってきた今改めて、日本の美しい伝統工芸に触れ何を感じ受け取るか、
そして伝授していくことの厳しさとどう向き合っていくのか
津軽塗りを通して繋がる家族の物語から何か感じ取っていただけると幸いです。

小林薫 コメント

津軽弁が難しかった
何度やっても出来ない発音なんかがあって、現場でも何十回とチェックをうけて苦労しました
それが、映画を観たらセリフの量がそうでもない、こっちは七転八倒しながら、セリフと格闘したから、大量だと思い込んでいたンですね
映画はラスト近くで、ギクシャクしていた親子関係が、お互いの存在を身近に感じて、優しい気分になっていくシーンがあります
ボク自身はそのシーンで何だか幸せな気持ちになりました
人は、争いより仲良くなっていく人をみると幸せな気分になるンだと

鶴岡慧子 コメント

バカ塗りの「バカ」とは、ひたむきさを表す「バカ」です。津軽塗と出会い、ものづくりに対する慎ましくも純度の高い情熱に触れ、私もこんなふうに映画をつくりたいと思いました。1カット1カット丁寧に、漆を塗り重ねるように撮る。色鮮やかな模様を研ぎ出すように、登場人物たちの個性で画面を満たす。堀田さん、小林さんはじめ、素晴らしい俳優さんたちとご一緒することができました。そして、弘前の皆さん、津軽塗の職人さんたちに、本当の意味で支えていただきました。みんなでつくったこのひたむきな作品を、たくさんの方に楽しんでいただけたら幸いですし、津軽塗の魅力を知っていただけたら嬉しいです。

※高森美由紀の高は、はしごだかが正式表記

(c)2023「バカ塗りの娘」製作委員会