田中涼星、“性のカリスマ”役で新たな扉が…?これまでにない色気に自信!
ステージ
インタビュー
田中涼星 撮影:石阪大輔
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すべて見る凡人は入居不可の“カリスマハウス”を舞台に、七人のカリスマたちの共同生活を描いた二次元キャラクタープロジェクト『カリスマ』の舞台版となる『カリスマ de ステージ』。本作で“性のカリスマ”こと天堂天彦を演じるのが田中涼星だ。
ミュージカル『刀剣乱舞』、MANKAI STAGE『A3!』など数々の作品で個性豊かなキャラクターを演じてきた田中をして「新たな挑戦」「衝撃的な作品になる」と言わしめた本作。いったい、田中はどんなカリスマぶりを見せてくれるのか――?
舞台のオファーが来て、初めて原作の『カリスマ』に触れたという田中だが「とんでもない作品があったもんだなと(笑)。これまで知らなかったのが悔しいくらい面白かったで す」と語り、舞台版に向けて胸の高鳴りを感じたと明かす。
天彦は“世界セクシー大使”を自任し、芸術に身を捧げる“性のカリスマ”。田中は「パンチが強くて度肝を抜かれました(笑)」と最初の印象を明かしつつ、こう続ける。
「七人の中で最年長という設定ですが、意外と他の入居者のことを気にかけたり、大人の対応を見せるんですね。エピソードによってボケとツッコミが入れ替わるのもこの作品の魅力で、ツッコミのターンでの“優しさ”に『ただの変態じゃないな』と感じています(笑)」。
過去にも数々の個性的な役柄を演じてきたが、今回の役作り、稽古の過程で、また新たな扉が開かれようとしているのを感じているとも。
「いま28歳ですが、ここまで色気を求められる役もこれまでなかったので、新たな挑戦ですね。ギリギリまで攻めています! 他のメンバーに絡みつきながら、耳元でささやいてみたり……(笑)。普段、やらないような、相手のパーソナルスペースにまで入り込んでいくような距離感の近い芝居を心がけています。あとは振り切ることですね。周りに影響を与えるキャラクターを演じる面白さ、困っているみんなを見る楽しさも感じています(笑)。ビジュアルもいままでにない新鮮味があると思いますし、すごく気に入っています。なぜか周りには『大丈夫?』と心配されるんですけど、『いやいや、何が?』という感じで、こちとらやる気満々です!」。
通常のビジュアルでさえここまで攻めているということは、もしも、カリスマチャージが100%に達し、“カリスマブレイク”を果たした暁にはどうなってしまうのか? 原作ファンも楽しみにしているポイントだが「カリスマブレイクに関しては、まだ僕らにも明かされていないんですよ。おそらく今後、“そちら”にも踏み込んでいくことになるんじゃないか? と期待しつつ、カリスマチャージを積み重ねていきたいと思っています」と明かしてくれた。
本作を見て、シェアハウスでの暮らしに興味を持つ人も多いかもしれないが、田中自身「実は、上京してしばらくは寮で暮らしていましたし、友人とルームシェアしたこともあるんです」とのこと。
「楽しかったですよ。寮には学生もいればバンドマンもいたり、年齢の違ういろんな人がいて、自分の知らない新しい世界を教えてもらいました。お風呂は共同で、みんなでごはんを食べて、毎日が修学旅行みたいでした。そこで協調性とか他人との距離感とかも鍛えられました。まさか数年を経て、お芝居でまたシェアハウスで暮らすことになるとは思ってもなかったですけど(笑)」。
改めて本作の魅力について「僕自身、最初は戸惑いつつ、いつのまにか引き込まれ、好きになっていました。目の前の舞台で起きていることを見ながら『どこに連れて行かれるんだろう?』というワクワクを感じつつ、ぜひこの作品の虜になってほしいです。演劇界に衝撃と新しい風を起こす作品になりうると思っています!」と自信を口にする。なお、舞台版オリジナルの楽曲も制作されるとのことで、こちらもあわせてどんなめくるめく世界が展開するのか? 期待して待ちたい。
取材・文:黒豆直樹 撮影:石阪大輔
<公演情報>
『カリスマ de ステージ』
2023年3月30日(木) ~ 2023年4月9日(日)
会場:Mixalive TOKYO Theater Mixa
チケット情報
https://w.pia.jp/t/charisma-de-stage/
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