吉本興業の新たなバスツアー誕生、芸人ガイドが模擬ツアー「手応えあります!」
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新世界にて、左から桂三扇、笠川拓夢、福人、桂小留、ちかこ先生、なんじゃもんじゃるか、シェメイシン、デレク。(写真:吉本興業提供)
吉本興業が、株式会社JTBとの共同プロジェクト「YOSHIMOTO SUN」を発表した。その第1弾として「YOSHIMOTO SUNバスツアー」と題したオリジナルバスツアーを5月4日(木・祝)、5日(金・祝)、27日(土)、28日(日)に開催する。
日本の観光を盛り上げるプロジェクト「YOSHIMOTO SUN」は、創業110周年を記念し吉本興業内でアイデアを募集した「よしもと笑顔PJ(プロジェクト)」から生まれた企画の1つ。大阪、関西の観光を盛り上げるべく、吉本興業が持つエンタテインメント要素やインバウンド向けのコンテンツを取り入れたユニークなバスツアーを提案する。ガイドを務めるのは、試験を経て選ばれた8名の芸人たち。吉本新喜劇のセットの仕組みを体感できるほか、堺の伝統産業を伝える施設・堺伝匠館を訪問するAコース、道頓堀や新世界など大阪観光の王道を味わいながら道中で人気芸人と遭遇できるBコースの異なる半日ツアーと、この2つをまとめた1日コースが販売される。
本日3月29日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA SSホールでお披露目会が行われ、芸人バスガイドたちが登壇した。芸歴30年の落語家・桂三扇、NSC大阪校26期の福人(ふくんちゅ)、教員経験のあるほずみ・ちかこ先生、「パネルクイズ アタック25」(ABCテレビ)で優勝経験を持つ元ジェットゥーゾのデレク、バスガイドだった母を修学旅行生だった父がナンパして結婚したというエピソードを持つ持つなんじゃもんじゃるか、桂小枝の弟子・桂小留(ちろる)、芸歴1年目で秋田から出てきたシェメイシンと同じく1年目の笠川拓夢という個性豊かな顔ぶれ。また、ハイヒール・リンゴも出席して彼らにエールを送った。
8人の個性あふれるアピールを聞いたリンゴは「全員気になる。『大丈夫かな!?』って(笑)」と大げさに心配してみせるが、司会の浅越ゴエが「けっこう訓練受けてます。大丈夫です!」と太鼓判。それでも「大丈夫って聞いてたんですけど、大丈夫かな? JTBさん、大丈夫ですか?」とJTBの担当者の顔色も伺う。ゴエは芸人ガイドたちのギャグやモノマネを即座に理解して報道陣らに伝わるようフォロー。そんなゴエに対し、リンゴは「ゴエちゃん優しいわ。やっぱりこういうときの記者会見はゴエちゃんやな!」と感心していた。
会見後にはメディア向けの模擬体験ツアー(Bコース)が行われ、ちかこ先生、デレク、福人、桂小留の4人がガイドを担当。大阪芸人の生態にまつわるプチ情報を挟みながら街の魅力や歴史を紹介した。藤崎マーケットが車内に現れ、バスツアーにちなんだおるおるモノマネを披露する一幕や、バスを降りて新世界を散策しているとラニーノーズやビコーン!が出没して芸を見せてくれる場面も。無事に1回目を終えた福人は「手応えありますね!」と本番に向けて自信を見せ、ちかこ先生は「モノマネ1本でいかせていただき、今の自分は出し切りました(笑)。その半面ちょっと情報が薄かったので、5月の本番までに成長したい」と意欲を語った。