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榮倉奈々、古舘佑太郎が『この世界の片隅に』出演 ドラマオリジナルで現代と73年前を繋ぐ役に

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リアルサウンド

 7月15日からスタートするTBS日曜劇場『この世界の片隅に』(毎週日曜21時~21時54分・初回は25分拡大)に、榮倉奈々と古舘佑太郎が出演する。

 累計120万部を突破したこうの史代の同名マンガを原作とした本作は、昭和20年頃の軍港都市・呉で懸命に前を向いて生きた北條夫婦と、その家族たちの日常を描く物語。松本穂香と松坂桃李がヒロイン・すずとその夫・周作を演じ、村上虹郎、二階堂ふみ、尾野真千子、田口トモロヲ、仙道敦子、伊藤蘭、宮本信子らも出演する。なお、脚本は岡田惠和、音楽は久石譲が担当。

 ドラマオリジナルで、榮倉は2018年夏に東京から呉市の古民家を訪れる近江佳代を、また古舘は、その恋人でともに呉を訪れる江口浩輔を演じ、現代と73年前の広島との橋渡しをする役割を担うという。(リアルサウンド映画部)

■出演者コメント
・榮倉奈々
脚本を読ませていただいたとき、いろいろな感情が起こったのですが、中でも浄化されたような気分になったことがとても印象的でした。不便な時代ではあったと思うのですが、その中で生きている人たちがみんな伸び伸びしていて…環境も時代も違ったとしても、そういう心を忘れたくないなと思いました。
呉がとても魅力的で、(撮影で)来れてよかったなと感じました。この環境がとてもしっくりきました。
私が演じさせていただいている佳代さんは普遍的な役だと考えています。こういう時代設定のある作品は、遠い昔の話で自分には関係ないような気になってしまうことがあると思います。佳代さんが橋渡しの役割をして現代と“つながっている”ということを視聴者の方と一緒に感じながら作っていけたらいいなと思っています。

・古舘佑太郎
出演が決まり、呉には個人的に訪れていたのですが、海と山に挟まれているこの街の環境がすごく心地が いいなと思っていました。変わらない部分と変わっていった部分が交差しているこの街の魅力にすでにもう影響を受けていて、撮影の前は緊張していたんですけど、始まった瞬間からリラックスしてやることができました。
僕が演じるえぐっちゃん(江口)という男の子はこの作品の中で一番、広島や呉、戦争というものから  かけ離れている存在です。佳代ちゃんがいなかったらこの呉には来てないだろうし、テレビの前で見てくれている方に一番近い存在なのかなと。ですから、普通代表の男の子で最後までいきたいなと思っています。
この作品を見てくださる方が、少しでも優しい気持ちになれたり、大切な人を思い出せるような、そんな 作品になれたらいいなと思います。

・プロデュース・佐野亜裕美
この作品の素晴らしさは、「戦時中の広島」という、私たちにとっては遠く感じる時間と場所を舞台にしていながら、自分たちと地続きのところにある物語だと感じられるところにあると思いました。
その素晴らしさを表現するため、原作者のこうの先生にもアイデアを頂きながら、ドラマならではの「現代篇」をオリジナルで作りました。
いまを生きる私たちと、すずさんたちとを繋ぐ素敵な橋になるよう、精一杯制作していきますので、こちらも楽しみにして頂けると幸いです。