舞台は荒廃した2024年の地球、少年とテレパシー犬描くSF「少年と犬」劇場初公開
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「少年と犬」ポスタービジュアル
アメリカの作家ハーラン・エリスンの小説をもとにした“SF黙示録ブラック・コメディ”「少年と犬」が劇場初公開。5月19日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次ロードショーされる。
1975年に製作された本作の舞台は、第4次世界対戦の核ミサイルの応酬により荒廃した2024年の地球。遺伝子変異により女性が生まれなくなった地球では、生き残った者たちが地上と地下シェルターで二分されていた。食欲と性欲を満たそうとするものが奪い合いを繰り返し荒れ放題の地上。テレパシーで会話することができる犬のブラッドはいつもおなかを空かせ、少年ヴィックは女性を求めさまよっていた。そんなある日、地下から来た少女クイラを見つけるヴィック。ブラッドの忠告も聞かず、彼女を追って地下世界へ侵入する。
ヴィックを演じたのはドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」のドン・ジョンソン。テレパシー犬ブラッドの声をティム・マッキンタイアが担当し、L・Q・ジョーンズが監督を務めた。
このたび「戦争のはらわた」などのポスターを手がけたことで知られるロバート・テネンバウムによる本作のポスタービジュアルが到着。「この世が終わり、犬が喋りだす」というコピーが添えられた。またYouTubeで公開された予告編には、徹底的に管理された地下社会の様子が収められている。
なお3月31日より本作の前売り券が1500円で販売。購入者には特典として「近未来予習型・予言ステッカー」が贈られる。
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