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科目別のセクションで約50組を超えるアーティストたちの多彩な作品を紹介『ワールド・クラスルーム』4月19日より開催

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ワン・チンソン(王慶松) 《フォロー・ミー》 2003年 所蔵:森美術館(東京)

2003年に東京・六本木で開館して以来、様々な切り口で現代アートを紹介してきた森美術館。開館20周年を記念して、4月19日(水)から9月24日(日)まで開催される今回の企画展 は、学校で習う教科を現代アートの入口として、これまで見たことのない、知らなかった世界と出会い、学ぶことのできる「世界の教室(ワールド・クラスルーム)」を創出する試みだ。

1990年代以降の現代アートは、世界中の多様な歴史や文化的観点から考えられるようになり、もはや学校の授業で考える「図画工作」や「美術」といった枠組みを遙かに越え、むしろあらゆる科目に広がる総合的な領域にまで至っているという認識が、展覧会のコンセプトの背景にあるようだ。

現代アートを美術や図画工作といった枠組みから解き放つ同展は、国語、社会、哲学、算数、理科、音楽、体育、総合という8つの科目別のセクションで、約50組を超えるアーティストたちの多彩な作品を紹介する。大空間を使ったダイナミックな展示で知られる同館だが、今回は小企画展の展示室も合わせて使い、1,800㎡を超える展示スペースでさらに大規模な展示を繰り広げる。

同展の大きな特徴は、企画展としては初めて、出展作品の半数以上を森美術館のコレクションが占めることだ。現在約460点となるコレクションは、展覧会を機に収蔵した作品も多く、20周年を迎えた同館のこれまでの活動の軌跡を見せてくれる存在でもある。

一方で、コンセプチュアル・アートの主要な作家であるジョセフ・コスースや、誰もが芸術家として柔軟な社会をつくりうると主唱したヨーゼフ・ボイスなど、現代アートを振り返る際に参照すべき重要な作品の展観もある。また、世界的に活躍するアーティストたちが同展のために制作した新作も登場する。

ときにエネルギッシュに、ときに柔軟に、固定観念をクリエイティブに超えていくアーティストたちの作品群は、観る者に新たな出合いや気づき、そして学びをもたらしてくれるに違いない。

<開催情報>
『森美術館開館20周年記念展 ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会』

会期:2023年4月19日(水)~9月24日(日) ※会期中無休
会場:森美術館
時間:10:00~22:00、火曜は17:00まで 、5月2日(火)、8月15日(火)は22:00まで(入館は閉館30分前まで)
料金:平日一般2,000円、65歳以上1,700円、大高1,400円、4歳~中学800円/土日祝、一般2,200円、65歳以上1,900円、大高1,500円、4歳~中学生900円
※事前予約制(日時指定券)を導入
公式サイト: https://www.mori.art.museum/jp//

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