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加藤シゲアキ、付け髭姿でドタバタ主演舞台「これで『チャンカパーナ』は歌えない」

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「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」プレスコールの様子。

加藤シゲアキ(NEWS)が主演を務める舞台「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」が本日4月1日に東京・新国立劇場中劇場で開幕する。この初日公演を前にプレスコールと取材会が行われた。

「エドモン」はフランスの劇作家、アレクシス・ミシャリクによるコメディ作品。1897年のパリを舞台に、実在した劇作家のエドモン・ロスタンがさまざまなトラブルに巻き込まれながらも3週間後の大作上演に向けて奮闘する姿が描かれる。平祐奈が衣裳係のジャンヌ、金田明夫がカフェの店主ムッシュ・オノレを演じる。

プレスコールのあとで行われた取材会には主演の加藤、キャストの平と金田、台本および演出を手がけるマキノノゾミが登壇した。加藤は「ドタバタコメディなんですけど、舞台裏や現場も実際にドタバタで(笑)。『本当に初日を迎えられるのか』と思っていたんですが、ひとまず誰1人欠けることなく迎えられてほっとしてます」と初日を前にした心境を明かす。次から次へとテンポの速いセリフが飛び出す今回の舞台について、加藤が「ポスターに『抱腹絶倒のコメディ』って書かれちゃったから、マキノさんも『そうしなきゃいけないだろう』って」と話すと、マキノも「誰だ書いたのは!(笑) すごいプレッシャーです」と苦笑いした。

場面転換や各キャストが演じる役柄も多い本作について、金田は「最初に台本を受け取ったときは映画の台本かと思いました。てんやわんやですね。今は緊張してるからいいけど、ホッととしたときに何が起こるか……」と予言してマキノを「やめて!(笑)」と怯えさせるが、平は「稽古初日からずっとバタバタしながらみんな一緒にいるので、大御所の方にもよくしていただいてすごく楽しいです」とカンパニーの雰囲気を話した。

一方、座長であり自らも作家として活動する加藤は、大きな締切を抱えてしまったエドモンとの共通点を「僕もずっと締切があって。実はもうこぼしてるんですよ、本当は先月に終わらせたかったですけど」と、初日のために締切が過ぎてしまった原稿の存在を明かす。報道陣にこれからの舞台上演と締切の両立について尋ねられた加藤は「知らない、もう!(笑)」と自棄気味に話して笑いを誘った。

また、口ひげを生やしたビジュアルに関しては「付け心地はよくはないです、しゃべりづらいですしね。でもなるべくエドモンに寄せるために」と話すが、劇作家らしさを出すために実際に生やすことを提案されると「いや、僕ジャニーズなんで……増田(貴久)と小山(慶一郎)の明るい2人の間にこれではいられないですよ、これで『チャンカパーナ』は歌えないです(笑)」と却下。そしてエドモン本人の誕生日だったという本日4月1日に初日を迎える心境を「数奇な運命がはまった舞台だと思いたいので、初日の成功を願いたいです。本当に(劇中の)エドモンと同じ、『これ大丈夫なの?』って気持ちですけど(笑)、エドモンも客席に見に来てくれるだろうし大丈夫でしょう!」と明かし、取材会を締めくくった。