須藤蓮・渡辺あや共同脚本の「ABYSS」秋に公開、クラウドファンディングも開始
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「ABYSS」場面写真
須藤蓮が監督・主演を務め、渡辺あやと共同で脚本を手がけた映画「ABYSS」が2023年秋に東京・シネクイントほか全国で公開される。
京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」、連続テレビ小説「なつぞら」、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、Netflixシリーズ「First Love 初恋」で知られる須藤と、「エルピス―希望、あるいは災い―」で話題を呼んだ渡辺。須藤の初監督作「逆光」でもタッグを組んだ2人が贈る「ABYSS」は、渋谷のナイトクラブで働く若者が恋に落ちていくさまを描きながら、都会と自然を対比する物語だ。
23歳のケイは、バーテンダーやモデルのアルバイトをしながらフラフラと暮らしていた。ある日、行方不明だった兄のユウタが故郷の海で自殺したという知らせが届く。葬儀に参列すると、そこにはただ1人、ひたすら泣いている女・ルミがいた。かつて兄に乱暴されていたその女にケイは強く惹かれる。そして「死んでくれてよかった」というほどの兄への憎悪、そんな兄と交際していたルミに対する痛々しいほどの愛が、ケイを「海の目」へと導いていく。
ケイ役の須藤のほか、ルミ役で「私の知らないあなたについて」の佐々木ありさが出演。夏子、浦山佳樹、三村和敬もキャストに名を連ね、ユウタを二ノ宮謙太が演じた。「竜とそばかすの姫」の岩崎太整が音楽プロデューサーを務め、子供向け番組「シナぷしゅ」の器楽曲「んぱぱぱ ぴぴぴん」を作曲した辻田絢菜が音楽を手がけている。
なお須藤は「FOL (Fruits of Life)」という活動も開始。これは映画作りに専念する須藤が俳優としての事務所を退所し、文化の力で人と世界を輝かせるため仲間とともに立ち上げた活動の総称だ。その第1弾として東急世田谷線・松陰神社前駅徒歩1分の場所にショップを立ち上げる。また「ABYSS」の自主配給宣伝、今後の活動資金として、キャンプファイヤー(CAMPFIRE)でクラウドファンディングをスタート。そのページ内では「ABYSS」のティザー映像が公開中だ。オープンにあたって須藤、渡辺から届いたコメントは以下の通り。
須藤蓮 コメント
映画体験を、今の時代に合わせてリニューアルできれば、
もっともっと盛り上がると確信しています!
映画の未来を切り拓く挑戦を、どうぞ応援よろしくお願いします。
渡辺あや コメント
映画というすばらしい文化が大好きで、
その未来がもっと楽しく明るくなればいいなと思って全員全力で奮闘しております。
どうぞご支援よろしくお願い致します。
(c)映画『ABYSS』製作委員会