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クマリデパートの日本武道館公演!初のセンターステージから届けた夢と希望

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クマリデパート(写真:Jumpei Yamada)

クマリデパートのワンマンライブ「クマリデパートのおいでよ!日本武道館!」が3月30日に東京・日本武道館で開催された。

過去最大規模のワンマンとなる本公演に向けて、3カ月連続リリースやYouTubeでの24時間生配信、ライブバスに乗車してのゲリラライブなど、さまざまなプロモーションを行ってきたクマリデパート。いよいよ始まる夢のステージに向け、場内は開演前から熱いムードに包まれていた。

開演時刻を迎えた会場内に楽曲「おいでよ!クマリデパート」が流れ出す。オーディエンスが期待に満ちた温かい眼差しをステージに向ける中、スパンコールがきらめくメンバーカラーの衣装に身を包んだ早桜ニコ、優雨ナコ、小田アヤネ、楓フウカ、山乃メイ、七瀬マナが、ステージ後方の高台に登場した。彼女たちは、玉屋2060%(Wienners)とサクライケンタが共作したポップチューン「2060年チェリーブロッサムの旅」でライブをスタートさせると、炎が上がるステージで自己紹介ナンバー「ククククマリデパート」を勢いよく歌い上げる。さらに新曲「ぶどう♡Grape♡For♡You♡」、キャッチーなラブソング「二十四時間四六時中」をエネルギッシュにパフォーマンスした。

自己紹介とともに夢の日本武道館公演の意気込みを語ったメンバーは、節分をテーマにした楽曲「豆まきパラダイス」で元気よくパフォーマンスを再開。そのまま紅白のダウンライトに照らされたステージで「YESモチFEVER」を披露した。オーディエンスと一体となって“餅”をついた6人は、「SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆」「サマーニッポン夏サマー」とアップテンポなナンバーをハイテンションに歌唱。「サマーニッポン夏サマー」のラストでステージを降り、場内中央に用意されたセンターステージへと歩いて移動すると、「止まらない!ト・マンナヨ!」をクールに歌い上げた。「サイエンス倶LOVE」「Furniture Girl」とセンターステージから艶やかな歌声を届けた彼女たちは、続いてミラーボールが回りステージの縁が虹色に光る華やかな演出のもと、「ちきゅらぶレイディオ」を歌唱。この曲で「このステージで夢と希望を」という歌パートを担当したことを機に、日本武道館のステージに立ちたいと思ったという楓は、思いがこもった歌声を響かせた。

メインステージへと戻った6人は、初のセンターステージを使った演出について「やってみたかった!」「近くに行ったら(ファンのみんなが)めっちゃよく見えた!」と口々に感想を語る。さらにメンバーカラーの衣装が、日本武道館公演のために用意された“武道館衣装”であること、1stアルバム「ココデパ!」発表時に着用した“デパート衣装”をモチーフに制作されたこと、“ぶどう色”として紫色が取り入れられていることを笑顔でアピールした。にぎやかなMCを終えたメンバーは、「あみだ☆ふぉーちゅーん」「幸せハッシン!フロムキッチン」とポップな楽曲を弾けるように歌い踊る。「ピアノ」を柔らかに歌ったのち、好きな人へのあふれる思いを歌った楽曲「ゴイリョクタラズ」をエモーショナルに披露して、ステージをあとにした。

ここで、日本武道館公演までの道のりを振り返る映像がステージの両端に設置されたスクリーンに映し出される。映像が終わり、客席から惜しみない拍手が送られる中、3月にリリースしたシングル「夏へのとびら / ぶどう♡Grape♡For♡You♡」のワンピース風の衣装にチェンジした6人がステージへ再び姿を現した。彼女たちは、さわやかな新曲「夏へのとびら」、春のラブソング「サクラになっちゃうよ!」を情感豊かに歌うと、続いて「宇宙の果てで恋をした」をパフォーマンス。「宇宙の果てで恋をした」では、星空のように輝く無数のオレンジのライトと、ミラーボールの光が、場内を幻想的なムードで優しく包み込んだ。

ライブ終盤のMCでは横1列に並んだメンバーが、客席を見渡しながら本公演に込めた思いや、ファンへの感謝の思いを語る。小田は笑顔で「まだまだ情熱と圧を皆さんにお届けすることを約束します!」と宣言。山乃は涙ぐみながらも「みんなの存在があるから、私は夢が叶えられていて、それがみんなの少しでもがんばる理由になっていたらいいなと思います。みんな今日のことは忘れずに、明日からもがんばっていきましょう!」と客席に呼びかけた。七瀬は、変わっている自分に対して“モンスター”というキャラを付けて受け入れてくれていること、そんなグループでアイドル活動ができていることが幸せだと熱弁。まだまだやりたいことがあると前を向いた彼女は「これからも節度のあるモンスターとして! クマリデパートのミントグリーンのモンスターとして、みんなと叶えたい夢があるので、がんばっていきたいと思います」と決意を新たにした。

楓は「いつか叶えたいですって言ってたのに、こうやって日本武道館で、みんなの前でステージに立ってライブをしていて……とっても幸せです!」と笑顔を浮かべ、早桜は「これからもたくさんの方1人ひとりに、あなたに笑顔を届けるよってグループでい続けたいと思ってます!」と自分たちのスタイルを表明。優雨は「もし日常で、がんばらないといけないけど、やらないとだけど、でもやりたくないなってときに、クマリデパートの音楽を聴いたり、今日のライブのことを思い出してがんばってみようかなって思えるような、ちょっとした1歩を手伝っていれたらすごくうれしいなと思います」と自身の思いを伝えた。それぞれ胸の内を言葉に紡いだ6人は、出会いの奇跡を歌った楽曲「アンサー!!」を歌唱。曲の終わりには夢を叶える彼女たちを祝福するように、銀テープが盛大に発射され、ステージに華を添えた。

アンコールでは鳴り止まない拍手と声援に応えて、ジャケットを脱ぎノースリーブの衣装へとチェンジした6人が、ライブの開幕と同じく「おいでよ!クマリデパート」をBGMにステージへ。メンバーカラーの光を放つミラーボールに照らされながらこの曲を歌うと、次に「シャダーイクン」を笑顔いっぱいにパフォーマンスした。

記念写真を撮影し、改めて客席に手を振ったメンバーは、「ぶどう♡Grape♡For♡You♡」のミュージックビデオ撮影中に作成し、今回の会場に展示されているイラストパネルの存在に触れ、「力作だよ」「記念にお写真を撮ってみてねー!」と呼びかけた。また優雨は、「夏へのとびら」衣装のジャケットの下が1stワンマン衣装を意識したデザインになっていることを明かす。結成初期から活動してきた優雨と早桜の2人は、しみじみと当時を振り返るも「今のクマリが最高だよね!」「ずっと今が一番楽しいのよ!」と顔を見合わせた。

そして6人はセンターステージに移動すると、初期から大切にしているという楽曲「いくじなし」を伸び伸びと歌い上げる。彼女たちは客席を煽りながら再びメインステージへと戻ると、ラストに「愛Phone渋谷」をパフォーマンスした。メンバーはさっそうとステージあとにするも、熱の冷めない客席からの拍手と声援に応えてライブはダブルアンコールに突入。白いTシャツに着替え、ステージ後方の高台から姿を現したクマリデパートは「限界無限大ケン%」をパワフルに歌唱。ステージでは炎が連続で燃え上がり、最後は頭上から花びらが降り注ぐ。オーディエンスは心の底からライブを楽しむようにメンバーとともに高々と拳を上げた。

終演後には6月にニューシングルが発売されること、4都市を回るZeppツアーの開催が決定したことが明らかに。観客は驚きと喜びの混ざった大きな拍手を送り、夢の日本武道館ワンマン後も続いていくクマリデパートの活動に期待を膨らませた。

クマリデパート「クマリデパートのおいでよ!日本武道館!」2023年3月30日 日本武道館 セットリスト

01. 2060年チェリーブロッサムの旅
02. ククククマリデパート
03. ぶどう♡Grape♡For♡You♡
04. 二十四時間四六時中
05. 豆まきパラダイス
06. YESモチFEVER
07. SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆
08. サマーニッポン夏サマー
09. 止まらない!ト・マンナヨ!
10. サイエンス倶LOVE
11. Furniture Girl
12. ちきゅらぶレイディオ
13. あみだ☆ふぉーちゅーん
14. 幸せハッシン!フロムキッチン
15. ピアノ
16. ゴイリョクタラズ
17. 夏へのとびら
18. サクラになっちゃうよ!
19. 宇宙の果てで恋をした
20. アンサー!!
<アンコール>
21. おいでよ!クマリデパート
22. シャダーイクン
23. いくじなし
24. 愛Phone渋谷
<ダブルアンコール>
25. 限界無限大ケン%

おいでよ!東名阪 “福” Zeppツアー!

2023年6月2日(金)大阪府 Zepp Namba(OSAKA)
2023年6月3日(土)愛知県 Zepp Nagoya
2023年6月9日(金)福岡県 Zepp Fukuoka
2023年6月11日(日)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)