「教場0」木村拓哉とのリハで赤楚衛二が全身全霊、「目が真っ赤」と新垣結衣が心配
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「風間公親-教場0-」完成披露舞台挨拶にて、左から赤楚衛二、新垣結衣、木村拓哉、北村匠海、白石麻衣、染谷将太。
フジテレビ系月9ドラマ「風間公親-教場0-」の完成披露舞台挨拶が本日4月3日、東京のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われ、キャストの木村拓哉、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海(DISH//)、白石麻衣、染谷将太が登壇した。
「教場」シリーズの前日譚として、主人公・風間公親が教官として警察学校に赴任する以前の刑事指導官時代を描く本作。木村が風間に扮し、赤楚、新垣、北村、白石、染谷は新人刑事をそれぞれ演じる。
2020年、2021年にスペシャルドラマとしてオンエアされた「教場」シリーズ。このたび初の連続ドラマ、しかも木村とも縁のある“月9”枠で放送されるが、木村は「ないなと思いました」と言い切る。「フジテレビの皆さんは『月9』と言いたがりますし、僕もお世話になったことがたくさんあるんですけど、今や何曜日何時ということより、作品自体の力がないと皆さんに楽しんでいただけないんじゃないかと、個人的な思いもありました」と続け、「スペシャル版では、新年にあんな作品を地上波で届けるというパンクな物作りをさせてもらっていたんですけど、この世界観を“月9”という時間帯にやっていいんですか?というのが正直なところでした」と先ほどの発言の真意を明かした。
「教場II」のラストシーンにも登場していた北村は「これは絶対に続編あるなと思っていたので、いつ来るんだとヒヤヒヤしていました(笑)。素直な感想ですけど、めっちゃ楽しかったです。スタッフとキャストが並列の現場で、みんなでワンシーンワンカットに全力を注ぐのが楽しかったです。充実した日々でした」と振り返る。新垣は一視聴者として本シリーズを楽しんでいたそうで「(第1弾は)放送されると知ったときすぐに予約録画をしました。その後こういったご縁があるとは……うれしかったです」と笑顔。撮影現場での木村については「『風間モードだったらどうしよう』と思っていたんですけど、そんなことはなく。監督も含めてコミュニケーションをとってくださって、いい意味での緊張感を残しつつ、現場を楽しむことをサポートしてくださいました」と明かし、感謝した。
赤楚は「(クランクイン前に)監督と木村さんとの本読みがあって、3人の空間に緊張して部屋を出たあと顔がげっそりして(笑)。ディスカッションさせていただき、台本に書かれていること以上に膨らんでいくのが本当に楽しかったです。木村さんには所作や、どうすれば現場がスムーズに進むかなども教えていただきました」と学びがあったことを伝える。染谷は「お芝居ってやっぱり楽しいなと思わせていただきました。木村さんと一緒に構築していく中で、僕の役もあぶり出していただいて、幸せな時間をともにさせていただきました」と充実感をにじませ、髪を20cm以上切って臨んだ白石は「一視聴者として拝見していたのもあり、気合いを入れて現場に入りたかったので。木村さんがたくさん言葉を掛けてくださったので、いい意味で緊張がほぐれて楽しめました」と晴れやかに語った。
記者からの質問コーナーでは、プライベートを見せない風間のキャラクターに絡めて「木村自身のプライベートで聞いてみたいことは?」という話題に。共演者たちは「いいんですか、聞いても!?」と焦り出し、赤楚が手始めに「好きなお寿司のネタは?」と尋ねるも、無難すぎる質問のため木村に却下される。赤楚は「もう少し踏み込んでいいんですね」と考え込み、「ハードな撮影のあとにどうやって体を回復させてますか?」と質問。木村は「犬と一緒に歩いたり、サウナに行ったり。全然特別なことしてないですよ。あとは肉を食べに行きますね」と回答する。続く4人も「差し支えなければ……」と質問していくが、木村の気さくな対応に安心していた。
木村が共演者たちとのエピソードを振り返る場面も。北村との再共演については「匠海とは過酷なエピソードの部分だったので、その場面に向かう時間を改めて紡いでいくのは切ない作業でもあったけど、その瞬間が訪れるまでの空気感をともに作れて楽しかった」と語る。また裏話として「赤楚くんとの本読みのあと、新垣さんとも同じ日にやって。新垣さんが来てくださったとき『部屋から出てきた赤楚くんの目が真っ赤でしたけど大丈夫ですか?』と聞かれました」と明かす。木村は「皆さんが全身全霊で、姿勢を正して『教場』の現場に来てくださるのを感じました」と言葉に力を込めた。
「風間公親-教場0-」は4月10日21時に放送スタート。脚本を君塚良一、演出・プロデュースを中江功が担当した。
風間公親-教場0-
フジテレビ系 2023年4月10日(月)スタート 毎週月曜 21:00~21:54
※初回30分拡大
(c)フジテレビ