原因は自分にある。新たなフェーズへ 「変わらず目の前のステージに全力で取り組めたら」
音楽
インタビュー
原因は自分にある。 撮影:友野雄
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7人組ダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」が3月15日に『Mr.Android(feat.izki)』、4月3日に『放課後ギュッと』を連続配信リリース!
両楽曲ともにZ世代クリエイターizkiさんが手がけています。これまで、原因は自分にある。と3曲の楽曲を世に送り出したizkiさんとの初のボーカルフィーチャリングも。
1月のパシフィコ横浜公演を満員御礼で終え、更なるステージへと向かうげんじぶの7人にたっぷりとお話を伺いました。
『Mr.Android』は新しい挑戦
――『Mr.Android』、『放課後ギュッと』共にizkiさんの制作ですね。
大倉空人(以下、大倉) 『Mr.Android』は、ボーカルとしてフィーチャリングされるのは僕たちも初めてなので。新しい挑戦でもありますし、わかりやすい1つの段階を踏んだというところで、フィーチャリングさせていただくというのはネクストフェーズへ、という意味も込められているのかなと僕は思いました。
――制作では印象的だったことはありますか?
杢代和人(以下、杢代) 歌割りを見たときにこれがフィーチャリングなんだ、って思ったというか。初めての試みだったのでizkiさんはこうやってメンバーと一緒に歌うんだ、って新鮮でしたね。
小泉光咲(以下、小泉) 『Mr.Android』は結構、歌い方を工夫していて。無機質というか、ロボット感があるような、無感情に歌うことを意識していたので今までとまた違った歌い方になったと思います。それも少しネクストフェーズを感じるような、また新しい挑戦だなって思いました。
――歌詞も独特ですよね。どういうイメージでレコーディングされましたか。
大倉 izkiさんがくださった音源も無機質で、本当にもうアンドロイドのその名の通りの歌い方でした。今までは自分が思った感性通りに歌っていたんですけど、レコーディングの中でディレクターさんも忠実にということだったので、僕の場合はどこで息を吸うとか、izkiさんの音源のニュアンスをそのまま引き継いで歌いましたね。
桜木雅哉(以下、桜木) サビはizkiさん、僕、izkiさん、という感じだったので、少し空気感も合わせないといけないということで、曲をいただいてからレコーディングまでずっと聴き込んでいましたね。完成したものを聴いても、ちゃんといい感じに混ざれていてよかったな、と思います。
――歌詞に「僕がヒーローならばなんて」とありますが、みなさんにとってのヒーローの定義を聞かせてください。
長野凌大(以下、長野) 難しいですね……。何かポジティブなマインドにできる人ですかね。みんなが思うようなヒーローもいるし、私生活の中でも自分にとってのヒーローは誰にでもいて。僕の場合はアーティストでもヒーローがたくさんいるので、僕も誰かのヒーローになれたらな、という気持ちで音楽をやっています。
それこそ「原因は自分にある。」も。
――小さい頃からヒーローの定義は変わりました?
長野 ちっちゃい頃は本当に仮面ライダーとか世界を守るというイメージだったのが、ヒーローの視野が広がったというか、身近なところにたくさんいるよなって気がつきました。
桜木 やっぱり誰が見ても憧れられる存在ですね。
――具体的に出てきます?
桜木 アンパンマン(笑)。仮面ライダーとか言わずに、あえて、アンパンマン(笑)。
あとはなんだろう……僕たちがいまヒーローですかね、きっと。本物のヒーローもいますし。
小泉 僕の中のヒーローは杢代和人ですよ。
やっぱり仮面ライダーなので。もう僕らの中のヒーローといえばやっぱり杢代和人なんじゃないかなって。
でも小さいころは小学1年生のときは小学6年生の子がやっぱりすごいなって思っていました。めっちゃ大きいな、お兄ちゃんだ、と思ってたけど。小6になったら「全然ちっちゃいな」って。だからやっぱそのときのヒーローって更新されていくんですよね。
中学生になったらまたその先輩方が僕らの中でヒーローになっていくし、今だと先に進んでいる先輩方たちを見て僕たちは進んでいっているので。その人たちをヒーローだと思いつつ僕たちもヒーローになれるように頑張っています!
杢代 ヒーローの定義かあ。簡単な話になっちゃいますけど、やっぱり助ける気持ちがヒーローじゃないですかね。どんな形であれ人を助ける。人を助けたいと思う気持ち、そして行動することが一番大切なところなのかな、って思います。
――子どものころから変わりましたか?
杢代 子どもの頃から思いやりを持って愛することができる子なんで。
小泉 本当に?
長野 大ウソじゃない?
杢代 なんやねん。
長野・小泉 (笑)。
杢代 でも正直に言っちゃうと仮面ライダーになってから、小さいお子さんたちといっぱいお話を話したり、触れ合う機会ができてからちょっとずつ、もっとヒーロー意識は芽生えてきました。そういった意識は持ちつつ毎日生活してます(笑顔)。
武藤 うーん、やっぱり遅れてやってくる、じゃないですかね。
長野 ずーっと言ってるやん、それ。
武藤 みんな待ってたから。やっと来たな!って。
ヒーローにも日常生活あるような映画をいっぱい見てきたから。普通の人の感情がよくわかるからこそヒーローになれるんだな、と思います。
『スパイダーマン』とかは恋愛面でめちゃくちゃいい雰囲気になっているのに敵が攻めてくる。そんなときにどっちを選ぶかとか。
大倉 「遅れてやってくる」っていうのは確かに定義だわ、絶対!
僕は、「いい話をしてるときに決めゼリフがある」みたいな。
杢代 なるほどね。
桜木 あるよね、決めゼリフ。
大倉 何か、核になる言葉を最後につける。
武藤 「真実はいつもひとつ!」みたいな。
大倉 それそれそれ!
もうひとつは名前。フルネームでの自己紹介。例えば、「空人、大倉空人」みたいな。このふたつがやっぱりヒーローの定義じゃないですか?
武藤 アムロ、アムロ。
杢代 いや、「アムロ、アムロレイです」とは言わないから。
大倉 ヒーローの定義はそんな感じかな。要人のヒーローは誰?
吉澤要人(以下、吉澤) アベンジャーズかな。
大倉 なるほどね!
吉澤 何か過去にあったから、覚悟があって助けようとしている。
杢代 ただ助けるわけじゃないと。
吉澤 何かがあって、過去が原動力になるんですよね。
小泉 要人もヒーローになれる。なれるよ。
――『放課後ギュッと』はすごくかわいい楽曲ですね。どういうところが魅力ですか?
武藤 げんじぶ初のアニソンで。
(※「デュエル・マスターズWIN 決闘学園編(デュエル・ウォーズ)エンディングテーマ」)
大倉 嬉しいね!
武藤 アップテンポな感じがすごくアニソンっぽさもあるし、「げんじぶが歌うアニソン」という感じにもなっていて。結構、ファイトソングみたいな要素もあったりするんで、青春を感じてもらえればいいなと思います。
――こちらの楽曲については、レコーディングではいかがでしたか?
大倉 アニソンの決めごとじゃないですけど、聴いたときにアニソンっぽいなみたいなものはあるじゃないですか。
僕がいただいたパートがちょうどそこで。サビ前の「馬鹿になる」のところなんですけど、そこはめちゃくちゃアニメ感を意識して歌いました。やっぱりげんじぶの中にアニソンをしっかり入れたいなっていうところもあって。あとは2サビの「爆破されてしまいそうな」のところも歌ってるんですけど、「爆破」のところでちょっと力強く歌ってみたりだとか。
歌詞に沿ったところもあり、自分の中にあるアニソンの定義みたいなものを意識して歌って、アニソン感を自分の中では演出したつもりですね。
吉澤 アニメ感ありつつも「あーやってらんねー!」とかセリフっぽいところはみんなで言っていて。そこはそのままの個性でげんじぶのメンバーが言ってるから、一瞬げんじぶに引き戻されるんですけど、メロディのラインに入ったらすぐアニメの感じに戻れるんですよね。1曲の中でげんじぶとアニメを行き来しているから、げんじぶの要素を残しつつ楽曲ができたかなと思いました。
長野 僕はサビを歌ってるんですけど、サビが一番キャッチーでTheアニソンっぽい曲調だったので、普段のげんじぶとはまた違ってアニソン歌手になったつもりで、自分の声の魅力をもっと出したいなと思って。長野凌大という声がわかるように気をつけて歌いました。
――MVはどういったものになっていますか?
武藤 もし、げんじぶ7人が同じ学校にいたらという設定で、ちょっとコメディーチックがありつつ。
小泉 ダンスもだいぶキャッチーなので、小さい子が見ても頭に残りやすいようなMVになってるんじゃないかなって思ってますね。
――また新しい感じになっているんですね。
小泉 そうですね。今回は本当に小さい子たちというか『デュエル・マスターズ』を観る層を意識して撮影したミュージックビデオなんじゃないかな、って個人的に思ってますね。
長野 あと今回カメラをフィルムで全編撮っているんです。現像しないといけないので。完成版を僕たちもまだ見ていないんですけど。今この時代であえてここでやるっていうのが、げんじぶらしいな、って思います。
げんじぶがクラスメイトだったとしたら?
――今回『放課後ギュッと』という学生生活が題材の楽曲ということで、みなさんがクラスメイトだったらそれぞれどこの席に座りたいか、ということをお聞きしたいな、と思いまして。縦6列、横5列の座席表を作ってみましたので、どこに座りたいか教えてください。
杢代 おもろ(笑)。
桜木 はいはいはい。僕はここ(窓際から2列目一番後ろ)。
杢代 僕(窓際から1列目一番後ろ)ここだよ? じゃあ友達じゃん。
小泉 僕ここらへん(窓際一列目の真ん中辺り)ですね。
杢代 うわー、ぽい! ぽい! 長野凌大はここで(廊下側前方)。
長野 ちょっとやめてください、こっちの列(窓側1列目)がいいんで。
桜木 凌大ここじゃない?
小泉 凌大ここらへん。
杢代 マジ、マジ、この辺。
長野 なんで俺だけ選べない構図になってるの?
小泉 だってぽくないんだもんね。凌大が選ぶところ。
長野 俺が座りたいところどんどんなくなっていってるんだけど。
杢代 じゃあ一番座りたいのどこなのよ。教えてよ。
長野 ここ(窓際1列目1番後)。
杢代 無理だよ。
長野 2番目はここ(窓際1列目真ん中あたり)だったの。
小泉 真似しないでよ(笑)。
長野 じゃあここ(窓際1列目前から2番目)にしてください。
小泉 えー、なんか違うんだよなあ。
杢代 多分、自分で思ってるのと、相手から思われてるのが違うからさ。
長野 違う違う、座りたい席どこですか、っていう質問ですよね?
――そうです(笑)。
長野 座りたい席だからいいじゃん。
小泉 なんかね、違うんだよな……(笑)。
――長野さんは、本当は窓際1列目の一番後ろがいい感じですか?
長野 でもこの選んだ席も気に入ってきました。愛着が。
桜木 早いな。
小泉 早すぎない? 愛着湧くの。
杢代 潤くんは、どこがいい?
武藤 僕多分他のクラスの人と仲いいから、たまにドアの窓から他の教室の奴覗いてくるじゃん。それと会話したいから廊下側かな。
小泉 あぁ(笑)。
大倉 僕は、ここ(教卓正面)でしょ!
杢代 へえ~。教卓の前に座りたい人なんているんだね。
大倉 意外とね、一番前って目つけられないから。教卓に隠れて。
杢代 これすごくない? 本当に性格が表れてる。要人はここ(廊下側1列目前から3番目)じゃない?
吉澤 そう、ここ! 天才だわ。
――ちなみに隣の席は誰がいいですか?
杢代 僕は隣は、雅哉ですね。
桜木 そうですね、うるさいやつであれば。
杢代 雅哉は勉強もできて、うるさいんで。普通にいろいろ聞けるし、で、前の席は光咲がいいんですよ。
小泉 でも僕はここら辺なんだよ。
杢代 そうそう、たいてい二個前とかなんですよ。ちょっかいかけられるから。
で、凌大はここだから。それで俺は大声でいじるから。で、クラスの子全員が、「あ、この子はいじられる子なんだ」って。
長野 マジで関わってほしくない、学校にいたら。げんじぶメンバー(笑)。
武藤 多分、隣が和人だと成績が下がる。
杢代 おい!
小泉 僕は要人かな。
要人だと教科書、貸してくれるんで。ほかは持ってこないか、貸してくれないか。和人が隣だと成績が下がるのは間違いない。
杢代 そんなじゃないって。凌大は隣誰がいい?
長野 げんじぶメンバーは嫌だな。
でも唯一だったら要人かな。要人だと静かかなって。静かに授業受けたいんで、要人がいいです。
大倉 うん、でも誰でもやだ(笑)。
小泉 仲いいじゃん、凌大と。
杢代 そうだよ、凌大の隣は?
大倉 凌大だと俺がちょっかい出しちゃうもん。
小泉 なるほどね。
大倉 だから授業中に騒いでも大丈夫なんだろうなって思うのは、潤と和人と雅哉ですね。
武藤 結構騒ぐよ。
大倉 でしょ?
だから隣にいて話しかけても大丈夫そうなのはここかな。
小泉 絶対近くにいて欲しくないコンビだ。
――吉澤さんのお隣が人気ですね。
小泉 要人側の視点見てみたいわ。
――吉澤さんの隣は人気ですよね。
吉澤 俺、和人。
杢代 ほら!いえーい!
小泉 頭悪くなるよ。
桜木 成績下がるって。
吉澤 先生、和人ばっかり見て隣は見なさそうなんで。
小泉 そういうことね。
大倉 和人をおとりに使うんだ?(笑)
杢代 せっかく俺喜んだのに! おとりかよ!
げんじぶが春のお悩みに回答!
――リリースが3月と4月と言うことで、この時期ならではのお悩みにご回答いただけたらと思います! ひとつめ。「別れの時期、当たって砕けろな告白ならどんなシチュエーション、どんな言葉がいいと思いますか」。
杢代 この季節だったなー……。
誰か『Stay Gold』(BTS/挿入歌)かけて!
大倉 じゃあ恋愛マスター、武藤キュンから。
武藤 えぇっと、当たってくだけろなシチュエーソン?
一同 (爆笑)。
杢代 シチュエーションなんで!シチュエーソンは聞いてないです!(笑)
武藤 すみません、すみません!
大倉 どうですか? シチュエーソン。
武藤 帰り道、前を好きな女の子が歩いてるんですよ。それに向かって走って。
杢代 走って駆け寄った。
武藤 走って、全力で「あもう好きですー!」って。
大倉 「あもう」(笑)。
杢代 そりゃあ砕けるわ!
大倉 「あ、もう」じゃなくて「あもう」!
長野 8割砕けたよね。
小泉 当たってもないわ、それは。
武藤 でも、やっぱり気にはしてくれると思うんで。勢いと全力さ。この二つを揃えればいける気がしますね。
大倉 さすが武藤キュン。
桜木 みんなの前で告白する方がいいんじゃないですかね。
杢代 逆にね。
桜木 逆に2人とかよりは。その方が自分も普段に戻りやすいというか、ショックを和らげられる。
杢代 なるほどね。
桜木 じゃあ、和人くん。
杢代 僕はやっぱしっかり告白して、砕けたときは斜め上を向いて「やっぱ気持ち変わんねーわ」って。
一同 (拍手)。
吉澤 見たことある(小声)。
杢代 すみません、すみません、今視聴者いました?
ボソッと見たことある~って。
大倉 いや、みんな観てるよ、あの回は。
杢代 でもやっぱ、砕けたとしても気持ちを変えないこと。その覚悟を持ってね、砕けてしまってもいいけど愛っていうのは本当だったんだよって伝える。それが一番なんじゃないですか。
――素敵!
杢代 ありがとうございます!
――続いて4月、新たな出会いでうまく友達を作るコツは?
大倉 友達作りマスター!
長野 やっぱり最初は覚悟を持って話しかけないと、何も始まらないじゃないですか。
だからもう、変な奴だと思われてもいいから、喋りかけるのが大事だと思います。
杢代 なんて話しかけるんですか。
長野 どこ出身? とか。
杢代 ちなみに成功したんですか?
長野 してないです。
大倉 ありがとうございました! じゃあ続いて小泉さんいいですか。
小泉 そうですね、僕はとにかく最初はちょっとインパクトを与える。
大倉 おー!さすが!
小泉 これは良くないですけど、ちょっと授業に遅刻して目立ってみるとか。あと普通に自己紹介でちょっとインパクトを与えるように。僕に関してはラーメン作りが趣味なので、それでインパクトを与えたら「俺もラーメン好きなんだ」っていう子から話しかけられる可能性もあるんで。
それで友達になっちゃいます。
――何か共通項を。
小泉 そうですね。共通点のある趣味も言いつつ、インパクトのある趣味もいいつつ、という感じで。
大倉 4月から社会人の方も多いと思うんですけど、やっぱり挨拶はすごく大事で。社会人だと、友達になるきっかけのような話題とかなくなってくると思うんですよ。
長野 経験者?
杢代 社会人なの?
大倉 最初の挨拶が第一印象になるのでやっぱり笑顔で「おはようございます」って目を見て言えるかどうか。そこで上司や年上の人が印象いいから、という理由でご飯連れてってくれて、そこから仲良くなることもあると思うんです。
社会人はそういうの大事だなって。挨拶大事!
思わず「ズッキュン」な言葉
――続いて、20代組の方と10代組の方に分かれてお聞きしたくて。後輩や先輩との付き合い方のコツか、年下、年上の人から言われてぐっとくる言葉は?っていう人間関係か恋愛どちらかでご回答いただきたいな、と。
小泉 僕は人間関係のほうが答えやすいけど、でもおもしろさは恋愛のほう。
杢代 どっちを取るんですか、おもしろさか答えやすさか。
小泉 おもしろさ(笑)。
――じゃあ恋愛で妄想しましょう!(笑)
20代の武藤さん、大倉さん、小泉さんは年下から言われてグッとくる言葉、10代の桜木さん、杢代さん、長野さん、吉澤さんは年上から言われてグッとくる言葉をお願いします。
桜木 あ、はい! 「私がリードするよ」。
大倉 おー! リードされたいんだ?
桜木 やっぱり年上なので。仕草でもなんでもいいんですけど、リードしてくれるのがいいですね。
――キュンとくるんですか?
桜木 もうズッキュンですね。
一同 (爆笑)。
大倉 キュンじゃない、ズッキュン!
杢代 「私がリードするよ」でズッキュン!
大倉 その言葉まんまじゃなくてもいいんだよね。デートで向こうがプラン組んでくれるとか。
桜木 そうそうそう。
杢代 ちょっと、潤くん、考えましょう、潤くん。
小泉 こっちむずいわ。
武藤 ダメだ、俺全然年下と話さないから。
大倉 俺も。年下の方は関わることがほとんどない。
げんじぶだと僕らは年長組ですけど、他の現場に行くと周りは大体年上だし。
小泉 とりあえず、年下全員に考えてもらって。その間に考えます。
杢代 僕は年上の方に言われて嬉しいのは、「年下に見えない」とか。
長野 逆に?
杢代 年下に見てるというより、対等になんか見られてるんだって思うんで、嬉しい気持ちになると思いますね。「大人っぽいね」とか、「話が合うね」とか言われると後輩として気を遣わなくていいんだ、って思います。
吉澤 和人と同じで、まだ10代なんだ、って言われるといいですね。
今年で20歳になるんで、今ならではの言われて嬉しいことかな。
長野 僕はまだあまり仲良くなってないころ、2~3回ぐらい会った人に「凌大くんっておもしろいね」って言われたら、ズッキュンですね。
長野 笑いとかの面白いじゃなくて不思議だね、とか面白いね、魅力があるみたいな感じで褒めてくれると嬉しいです。
――じゃあ続いて20代のみなさん。
武藤 「応援してます」ですかね。
大倉 それ、こないだリリイベのだいぶ下の子だよね。6歳とかの子。
武藤 「応援してます!」ってすごく大きな声で言ってくれて嬉しかったです(笑)。
大倉 恋愛だと、純粋に「好き」って伝えられたらやっぱり意識はするんじゃないんですか。人懐っこいと印象に残るというか、かわいいなってやっぱ思いやすいと思うので。
例えばバレンタインにチョコを渡してみる、そこで「本命です」とか、何か一言添えてみるとか、誕生日のときに「そういえば誕生日おめでとうございます」とか、そういうのがあると、先輩として「この子、すごく俺のことを好きでいてくれてるんだな」みたいな。年上が好きな男性の方でも、年下に魅力を感じそう。
小泉 空人が言っていたように人懐っこい感じがやっぱり魅力的だなと思うので、最初は敬語から入るじゃないですか、やっぱり後輩なので。敬語から入って、そこからだんだん仲良くなっていくにつれて、敬語が取れていく瞬間がキュンとするな、って。
杢代 小泉さん、だったのが光咲さんになって、そこから。
小泉 「光ちゃん」みたいな。
小泉 「こいちゃん」みたいな「ずみちゃん」みたいな。
杢代 ずみちゃん言われたことないでしょ。
小泉 言われたら嬉しいかな、って思いますね。個人的に。
夏のホールツアー、11月のアリーナ公演に向けて
――パシフィコ横浜を終えて、夏にはホールツアー、11月にはぴあアリーナMMでのライブも控えますね。だいぶ規模も大きくなりますよね。
武藤 だいぶ……。だいぶですね。
大倉 もう、だいぶすぎて。
小泉 嬉しいより先に驚きがね、きちゃったよね。
――パシフィコ公演での演出もすごいなと思ったんですけど、今後、やってみたい演出はありますか?
大倉 雅哉さんいっぱいあるんじゃないんですか。
桜木 水使う演出はいつかやってみたいですね。あと、ぴあアリーナは花道やセンターステージを作って何かやれたらいいなと。
杢代 確かに花道あったよね。単独で花道なんて今までないもんね。
――杢代さんはやってみたい演出はありますか?
杢代 やっぱりムービングステージかな。いろんなアーティストさんで見ていたものだったということと、使われたときに本当に近くまで来るからこそ、満足度が上がるなって思ったので、ムビステやってみたいです。
――ムビステは下のお客さんも楽しいですよね。
杢代 下から見上げられますからね。あとは、動いてるムビステに乗ってどれぐらい揺れるのかが気になります。
一同 あ~!
杢代 みんな平然とのっているけど本当のところはどうなのかな、って。
長野 よく言うよね、揺れるよって。
――まだ少し先ですけどなんか夏のツアーはどんなふうになりそうですか?
大倉 まずはアリーナに向けて勢いづけていけるようなツアーにしていきたいですし、だからこそそれほど大きい目標だということはもう僕たち全員、頭の中に入れてあるので、相当な練習と努力でやっていけたらなと思ってますね。
――ホールツアーでのLINE CUBE SHIBUYAの3日間もすごいですよね。
小泉 そうですね。3DAYSもなかなかないですけど、初のホールツアーで3DAYSってあまり聞かないので。僕たちもすごいなって。
吉澤 普通は会場に行ってそこでライブをして、終わった後に「ああここの会場ってこういう感じなんだ」、「雰囲気ってこんな感じなんだ」って分かるんですけど、3DAYSあると自分たちも会場の感覚もつかめるし、お客さんも分かってくると思うから、どんどんいいライブにしていけるんじゃないか、すごくプラスになるんじゃないかな、と思っています。
――1日目来た人も3日目見るとちょっと違うかもしれないですよね。
吉澤 そうですね。
大倉 ぴあアリーナっていう大きい会場はあるにしろ、やっぱり僕たち変わらず目の前のステージに全力で取り組めたらいいなと思っています。
(おまけ)杢代さんが6人に期待すること。
――前回のインタビュー(アルバムリリース時)で、6人のメンバーから杢代さんに対して2023年期待すること、というのをお聞きしたんですが、杢代さんから、メンバーそれぞれ、今後期待することをお聞かせください。
杢代 はい、考えましたよ!
長野 いや、絶対考えてない。
大倉 考えてない顔してるもん。何年一緒にいると思ってんの。
杢代 あのー、雅哉さんはですね、もうズバッと言いますよ。モデルで活躍してほしい。この身長とルックス、あとは年齢も相まって多分、もうあと1年2年したらもっと似合う服が増えると思うので。スタイルとポテンシャルを生かしてがんばってほしいな、と思いますね。
桜木 ありがとうございます。
杢代 いけますか?
桜木 いきます!
杢代 ありがとうございます。次、光咲さんですね。光咲さんはバラエティーで活躍してほしいです。芸人さんたちがうまい具合にしっかり活かしてくれそうなんでね、彼のもともとの天然具合を。でも彼は自分からボケようともする笑いへの貪欲さがあるので。
大倉 あるかなぁ?(笑)
杢代 もうちょっとバラエティーで発揮してもらって頑張ってほしいですね。
潤さんですね。潤さんはね、もうね、いっぱいやってほしい、いろんなこと。
小泉 考えてなかった?
長野 ここらへんから考えてないな(笑)。
杢代 潤さんはね、僕は間違いなくもう本当にあります、正直。
小泉 あるんかい。
大倉 ないときに言うやつ(笑)。
杢代 本当にもう街ブラロケしてほしいですね。土曜の昼にこの人を観たい! 土曜の昼にほのぼのしたやつに潤くんが出ていたら毎週録画します。『ぶらり途中下車』とか。なんかもう優しいじゃないですか。初対面でも嫌なイメージがない。だからその街の人たちも潤くん見たら、何か話したくなると思います。
小泉 だいぶ落ち着かない番組になりそうだけどね。
杢代 でもちょっとずつ成長してくるのも見応えがあるから。
武藤 街ロケ楽しそう。
杢代 ロケ、スタジオで、モデルと、来て空人ですよ。
大倉 俺と和人であれやろうよ、「ちょっとまてぇい!」
杢代 やんないから!(笑)
小泉 あっ、そのロケか……(笑)。
大倉 そのロケじゃないの? 2人は。2人のロケを俺らが「ちょっと待て~」って。
杢代 全部つながってんのね(笑)。この2本で?
大倉 やんないの?
杢代 やんないから! 空人は僕的にはやっぱラジオっていうイメージが強いんですよね。本当にうまいので。あとゲストの方が来てもらったときとかもグイグイ絡んで行ったりするので、それこそオールナイトニッポンだったり。目指せオールナイトニッポンで。
要人は……一回飛ばしてもいいですか?
大倉 全然いい、一回飛ばそう。
杢代 一回飛ばして……凌大さんはですね。凌大さんは……。
長野 一回飛ばす?
杢代 一回飛ばして。いや、凌大さんはやっぱファッショニスタなんで。クリエイティブにいろいろ制作していってほしい。
写真を撮るのも好きですし、デザイン系でファンの皆さんを楽しませられるんじゃないかなと思います。
要人は……要人はなんか、何か資格でも取れよ。
大倉 とってる、とってる!
吉澤 (微笑)。
杢代 うそ、うそ、うそ! 要人と言えば、イケボなんで、声優に挑戦してもらいたいな。
桜木 あー! いい!
杢代 それこそアニメの声優だったり、映画の吹き替えだったり。面白いなって思うんで、声優に挑戦してもらいたいです。
大倉 めっちゃいいじゃん。
吉澤 初めて言われました。そういうの。
大倉 まずゴブリンらへんから。セリフは「アー!アー!」だけ。で監督に「なんかめっちゃひとりいい声がいるね」って。そこからだから!
杢代 やっぱり下積みからちゃんとやらないと。
大倉 ゴブリンからどんどん人間に上がって、ドラゴンとかなろうよ!
杢代 下積みゴブリンはおもしろいな(笑)。
大倉 ショッカーとかさ。「イー!イー!」って言ってる中でひとり声がいいショッカーがいたら「誰あのショッカー!?」って。
長野 ジャマトに出してもらえばいいじゃん。
大倉 そうジャマトで!だれなの、あの声が低いジャマト!って
吉澤 アフレコだけ参加するの?
大倉 そうそう(笑)。
杢代 じゃあちょっとそこは考えておきます(笑)。
大倉 果たしてジャマトになれるのか!?(笑)
取材・文:ふくだりょうこ 撮影:友野雄
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