三遊亭白鳥作の傑作『任侠流れの豚次伝』を玉川太福、柳家三三が口演　『文春らくご動物園』開催

文藝春秋がプロデュースする新たな落語会シリーズだ。同社は柳家喬太郎を核に配信中心の「文春落語オンライン」でお馴染みだが、規制緩和が広がりつつある今春、本格的なホール落語公演を打ち出した。初回は「文春らくご動物園」がテーマだが、動物ネタのセレクトが油断ならない。三遊亭白鳥作の傑作長編『任侠流れの豚次伝』を、昼の部は玉川太福が浪曲で、夜の部は柳家三三が本格古典の手法を駆使して演じてみせる。

そのほか、昼の部のトリ、三遊亭兼好の『ねずみ』は兼好独自の演出を取り入れた意欲作。夜の部の三笑亭夢丸が演じる『馬大家』は滅多に聞けない昭和の新作の逸品である。筆者も発足に関わりがあるので、手前味噌的かもしれないが、それを差し引いても「攻めているな」と感じさせる落語会だ。

＜公演情報＞
『文春らくご動物園』

4月27日(木) 東京・渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール

■昼公演
14:00 開場 / 14:30 開演 / 17:00 終演予定

春風亭昇也『動物園』
玉川太福『任侠流れの豚次伝より』
－演者トーク－
三遊亭兼好『ねずみ』

■夜公演
18:30 開場 / 19:00 開演 / 21:30 終演予定

三笑亭夢丸『馬大家』
柳家三三『任侠流れの豚次伝より』
－演者トーク－
入船亭扇辰『田能久』

【チケット料金】（税込・全席指定）
一般席：4,000円
桟敷席：3,800円

チケットはこちら：
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2341727

公式サイト：
https://bunshunrakugo.com/