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アーシア・アルジェントが「ダークグラス」を語る「父の感情を放つ手助けができて光栄」

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「ダークグラス」パンフレット

「ダークグラス」のキャストインタビューがYouTubeで公開された。

「サスペリア」「フェノミナ」のダリオ・アルジェントが10年ぶりに監督を務めた本作。劇中では、盲目の娼婦ディアナと中国人の少年が殺人鬼から執拗に追いかけられ、逃げ惑う姿が描かれる。

このたび解禁されたのは、ディアナを演じたイレニア・パストレッリと、アルジェントの娘アーシアのインタビュー映像。パストレッリは「一番難しかったシーンは、病院で目覚めたときです。感情の面でどう演じるか理解する必要がありました。突然、目が見えなくなる人物を演じるわけですから」と撮影を振り返る。

本作に出演し、プロデューサーも務めたアーシアは「父がこの脚本を書いたのは(1996年の)『スタンダール・シンドローム』直後でした」と話し、一度頓挫した製作が再開に至った経緯を明かす。そして「光栄に感じます、父の映画で演じられて。つまり、感情を放つ手助けができて。父の中にある恐怖、言うのもはばかられる父の隠された感情をね」と語った。

本作を鑑賞した著名人からの“ラブレター”も到着。大槻ケンヂは「80年代のレンタルホラー映画ビデオのムードが懐かしコワい」、野水伊織は「クラシックなのに現代的にアップデートもされていて、そのバランスには感服です。いくつになっても現役でいてください……!」と述べている。

「ダークグラス」は4月7日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほか全国で順次公開される。なお本作のパンフレットには作品写真やディレクターズノートなどに加えて吉本ばなな、平山夢明、高橋ヨシキ、矢澤利弘が寄稿。各上映劇場とLONGRIDEオンラインストアにて税込880円で販売される。

伊藤潤二(マンガ家)コメント

白昼の金環日食から不吉な物語が始まり、光を失った主人公に期待通りの“ダリオ・アルジェントな”恐怖が襲いかかります。
切れ味鋭い映像美と音楽も相まって、ダリオ・アルジェント作品ならではの映画体験を、今回も心ゆくまで満喫する事ができました。

大島依提亜(グラフィックデザイナー)コメント

思えば、ドローン撮影等ない遥か昔から、鳥の視点のような上下感のある撮影方法を駆使してきたアルジェントの新作が、見上げるシーンから始まるのは、何か象徴的な気もする。
しかし、色々ややこしいテーマや物語の多い昨今の映画において、これほど無駄のない真っ直ぐな映画もないであろう。
するりと喉越しの良い物語は、喉元に突きつけられた刃物と等価だ。

大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)コメント

好きです。80年代のレンタルホラー映画ビデオのムードが懐かしコワい。目の見えない娼婦と少年のバディムービーというところもほっこり。たまによくわからなくなるとこもアルジェント。

野水伊織(声優)コメント

闇夜を裂く劇伴! 黒革の手袋!
今作は、クラシックなのに現代的にアップデートもされていて、
そのバランスには感服です。いくつになっても現役でいてください……!
私たちホラー好きはワクワクしながら待っています!

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