生田斗真主演「渇水」に宮世琉弥や吉澤健が出演、予告映像も解禁
映画
ニュース
「渇水」本ビジュアル
生田斗真が主演を務める映画「渇水」の予告映像がYouTubeで公開。あわせて新たなキャストが明らかになった。
河林満の同名小説をもとにした本作。料金を滞納する家庭を訪ねる水道局員の岩切俊作は、県内全域で給水制限が発令される中、2人きりで家に取り残された幼い姉妹と出会う。困窮家庭にとって最後のライフラインである水を停めるかどうか悩む岩切だったが、規則に従い停水を執り行うのだった。生田が岩切、門脇麦が姉妹の母親・小出有希、磯村勇斗が岩切の同僚・木田拓次に扮したほか、山崎七海、柚穂、宮藤官九郎、池田成志、尾野真千子らが出演。高橋正弥が監督、白石和彌がプロデュースを担当した。
このたび発表されたキャストは7名。水道料金滞納者の今西を宮世琉弥、坂上を吉澤健が演じる。さらに有希の“今度の人”である大林役で篠原篤、小出家の近隣住民・竹内役で柴田理恵、熱帯魚店の店長・石川役で森下能幸、スーパーマーケットの店長・細川役で田中要次、刑事・加東役で大鶴義丹がキャスティングされた。
本作の音楽を手がけた向井秀徳(ZAZEN BOYS)は「人間は常に苛立っている。絶望している。そうなのか。そうではない。そうではないはずだ、と、この映画は俺に問いかけている。そんなことを思いながら『渇水』という曲を作りました」とコメントした。
「渇水」は6月2日に全国で公開。
※高橋正弥の高は、はしごだかが正式表記
※山崎七海の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
向井秀徳 コメント
人間は苛立っている。
暴力的な真夏の陽射しが地方都市に降り注ぐ。
アスファルトに撒いた水道水は瞬時に蒸発して発光する。
そのギラつきが、匂いが、フィルムに刻まれている。
人間は常に苛立っている。絶望している。
そうなのか。そうではない。
そうではないはずだ、と、この映画は俺に問いかけている。
そんなことを思いながら「渇水」という曲を作りました。
(c)2022『渇水』製作委員会