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ハイバイ「再生」に向け、岩井秀人が意気込む「つまりはあなた向けの作品です」

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ハイバイ 2023年公演「再生」ビジュアル

6・7月に上演されるハイバイ「再生」のメインビジュアルが公開された。

またこのたび、演出を担う岩井秀人と、原案を手がけた多田淳之介のメッセージが公開された。岩井は「多田くんの発明したこの作品の構造は至ってシンプルなのに、上演時間も今時珍しい1時間半なのに、これほどまで『命』について感じられ、考えられる作品を、僕は知らない。『演劇でしか成立しない表現』てのも、僕はこの作品にこそ与えられる言葉だと思う。誰向けか、と問われれば『元気になりたい人向けじゃ!』と叫びたい。つまりは、あなた向けの作品なのです。いらっしゃいませ! 命のお祭りへ!」とコメント。多田は「今舞台上で生きている身体と今客席で生きている身体が場所と時間を共有するという演劇のコアに特化した面白がりでお届けする90分。ちなみに東京上演は初演以来の17年ぶり、三重は去年に続き3バージョン目、山口では初上演です。初めて見る方も、去年見た方も、久しぶりに見る方も、何回見ても楽しめるというこれまた稀有な作品です。 さあ岩井さんが今回はどんな稀有な面白がり体験をさせてくれるのか! ビバ! ハイバイ!」と語っている。

公演は6月1日から11日まで東京・東京芸術劇場 シアターイースト、7月1・2日に三重・三重県文化会館 小ホール、8・9日に山口・山口情報芸術センター YCAM Bスタジオにて行われ、出演者には日下七海、小宮海里、田中音江、つぐみ、徳永伸光、南川泰規、乗松薫、八木光太郎、山本直寛が名を連ねた。チケットの一般前売りは、東京公演分が4月15日、山口公演分は5月6日、三重公演分は13日にスタート。

岩井秀人コメント

さあ、また「再生」する時が来た。 コロナが立ち去ったようで全く立ち去ってなんかいない今、劇場に集まって明確に「命」を再生(Play)し、再生(Rebirth)するタイミングなのだ。 前回の上演は2015年。快快と一緒に作ったこの作品は、7年経った今でも話題に出るほど、観た人に 激しすぎる衝撃を与えた。多田くんの発明したこの作品の構造は至ってシンプルなのに、上演時間も今時珍しい1時間半なのに、これほどまで「命」について感じられ、考えられる作品を、僕は知らない。「演劇でしか成立しない表現」てのも、僕はこの作品にこそ与えられる言葉だと思う。誰向けか、と問われれば「元気になりたい人向けじゃ!」と叫びたい。つまりは、あなた向けの作品なのです。いらっしゃいませ! 命のお祭りへ!

多田淳之介コメント

初めてハイバイを見たのが2006年の「無外流、津川吾郎」で、東京デスロック「再生」初演の初日10日前くらいでした。以来、翌2007年にはハイバイメンバーや岩井さんにも東京デスロックに出てもらったり、 うちのメンバーがハイバイに出してもらったり、まさに同時代を歩んできました。岩井さんの魅力は近年の「いきなり本読み!」とかもそうですが演劇の面白がり方だと思っていて、2015年の岩井演出の快快版 「再生」にしても原案者冥利に尽きる面白がりっぷりで、今回はハイバイでの公演ということで面白がりの 期待も高まります。「再生」は初演以来、劇団以外にも7バージョンくらい各地の劇団や劇場と作ったバージョンがあるのですが、セリフも登場人物も一切同じものはありません。快快版に至ってはセリフらしいセリフも一切なく、それでも「再生」という作品になるというなんとも稀有な作品です。今舞台上で生きている身体と今客席で生きている身体が場所と時間を共有するという演劇のコアに特化した面白がりでお届けする90分。ちなみに東京上演は初演以来の17年ぶり、三重は去年に続き3バージョン目、山口では初上演です。初めて見る方も、去年見た方も、久しぶりに見る方も、何回見ても楽しめるというこれまた稀有な作品です。 さあ岩井さんが今回はどんな稀有な面白がり体験をさせてくれるのか! ビバ! ハイバイ!

ハイバイ 2023年公演「再生」

2023年6月1日(木)~11日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

2023年7月1日(土)・2日(日)
三重県 三重県文化会館 小ホール

2023年7月8日(土)・9日(日)
山口県 山口情報芸術センター YCAM Bスタジオ

原案:多田淳之介
演出:岩井秀人
出演(五十音順):日下七海、小宮海里、田中音江、つぐみ、徳永伸光、南川泰規、乗松薫、八木光太郎、山本直寛