金熊賞受賞作「アダマン号に乗って」本予告到着、ナレーションは内田也哉子
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「アダマン号に乗って」場面写真
第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で金熊賞を受賞した「アダマン号に乗って」の本予告がYouTubeで公開された。
「ぼくの好きな先生」のニコラ・フィリベールが監督を務めた本作は、パリ・セーヌ川に浮かぶデイケアセンターの船アダマン号に乗る人々を追ったドキュメンタリー。アダマン号に集まる精神疾患者が、文化活動を通して社会とのつながりを目指すさまが映し出される。配給会社ロングライドが日仏共同製作として参加した。
予告編には、精神疾患者たちが絵画や音楽などの創造的な活動に取り組むさまを収録。ナレーションはエッセイストの内田也哉子が担当した。内田は本作について「ニコラ・フィリベール監督の平らかな眼差しに、ただ ただ感服する」とコメントしている。
「アダマン号に乗って」は、4月28日に東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。
内田也哉子(エッセイスト)コメント
「セーヌ川に浮かぶデイケアセンターの船」
まるでおとぎ話の舞台のようなほんとうの話。
このフィルムが、ある日常を映し出しているという紛れもない奇跡に、生きることの根っ子を見る。
私と私じゃない人の境目は幻想だということも。
ニコラ・フィリベール監督の平らかな眼差しに、ただ ただ感服する。
(c)TS Productions, France 3 Cinéma, Longride – 2022