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乃木坂46 齋藤飛鳥、『情熱大陸』で素顔を見せる 「本当に好きな本は誰にも言わない」

音楽

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リアルサウンド

 12月9日放送の『情熱大陸』(TBS系)に、乃木坂46の齋藤飛鳥が出演した。

(関連:乃木坂46 齋藤飛鳥に向けられる期待の眼差し “次世代エース”に至る波乱万丈な歩みを振り返る

 数多くの雑誌の表紙を飾り、映画やCMにも出演している齋藤。グループの人気を牽引している齋藤であるが、同番組の取材初日の第一声は「私でいいんですか?」だった。また、リハーサルの休憩時間の斎藤の定位置は決まって端っこ。齋藤は「人が多いのは得意じゃない。すぐ端っこ行っちゃう」と話した。

 学生時代について齋藤は「高校は通信制にしたので通ってはなくて。中学と小学校は地元の学校に行ってましたけど通学はしてない。自我が出はじめてから、学校そのものが得意じゃないなと思い始めて行かなくなりました」と語った。

 番組では白石麻衣と齋藤が共演したCM撮影の裏側も放送。齋藤について白石は「これからの乃木坂46を引っ張ってく存在になっていくと思うんです」と期待を滲ませる。一方齋藤は「すごく嬉しいしありがたいんですよ。でもどう考えても、見る人が気になるのはこっち(齋藤)よりこっち(白石)だなって思っちゃうんですよ」と話す。そんな齋藤に対し、白石は「謙虚すぎるんだよ。いい意味でね」と答えた。

 齋藤は3年前からモデルの仕事もこなすように。雑誌の撮影中、雑誌のスタッフから「かわいい~」と声が飛び交う。そんなスタッフについて齋藤は「全部そうなんですよ」「かわいいって言って気分を上げてくれるんですよ。だから絶対に本気にしちゃいけないって思いながら聞いてる。“すいません”と思いながら聞いてる」と謙虚な姿勢を見せる。

 番組スタッフが「アイドルじゃなかったら大学行ったりとか想像します?」と質問すると、齋藤は「子供のときから将来の夢とかなかったので。たぶんろくな人間になってないと思いますよ。大学にも行かないと思います」と返答した。齋藤が乃木坂46に入ったきっかけは、ミャンマー人である母が、学校に馴染めない齋藤を気にかけて勧めたことからだという。

 齋藤はイベントで台湾に足を運んだ。アジアとの交流が増えていることについて「母親が喜んでくれるので。できたらいいなと思ってますし」「ハーフの子がいるんだっていうとっかかりで誰かが見つけてくれるんだったら、ハーフであることを利用するし」と語った。

 スタッフは素顔を知るためホテルの部屋に入れてもらう。齋藤は台湾に持ってきた本を見せる。スタッフが何の本なのか聞くと「それは言えないですよ」と隠し「天才たちが落ちぶれていく話です」と話した。齋藤は「好きな本を聞かれても人によって答えるパターンを決めている」とし「本当に好きな本は誰にも言わない」という。また、乃木坂46での活動について齋藤は「アイドルらしいアイドルにならなきゃいけないなって最初の数年間はやってました」と話し始める。選抜に入れないことが続いたことで、自分に問題があることに気がついたという。続けて「別のキャラクターにならなきゃいけないなって、毒舌を言ってみたり、中二病みたいなこと言ったりしてました。でもメンバーはそれぞれのキャラが定着していて選択肢がなくて。あんまり無理しなくなった」と語った。

 上海公演のリハーサルを終えて、進行の打ち合わせに。締めくくりの挨拶は齋藤が行うことになっていた。それに対し齋藤は「自分である必要性がないのでは?」と主張する。さらに制作スタッフにも意見をぶつけていく。しかし最終的には「自分たちのメッセージは飛鳥に背負ってほしい」という制作スタッフの意見に従うことにした。普段は意見を言わないが、海外公演1回目であることや西野七瀬の卒業が近いことが、齋藤を動かしたのだという。

 上海公演を終えたあと、齋藤は「すごい楽しくて。ライブ好きな方なのでいつも楽しいんですけど、特に楽しくて……」と感想を述べ、涙を流した。

 次回放送は12月16日を予定している。(向原康太)