エリア51神保治暉の新劇団じおらまが三好十郎「胎内」を原作にした新作
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じおらま「たいない」が5月19日から28日まで、東京・こまばアゴラ劇場にて上演される。
じおらまは、エリア51の神保治暉を中心とした新たな劇団。今回は三好十郎「胎内」を原作にした新たな物語を立ち上げる。
ある取材以降、家に閉じこもりがちになった私だが、停電を機にトビラの外へ出てみるのだった。上演台本・演出を神保が担当。共同演出には山田朋佳、渡邉結衣が名を連ね、小松弘季、松田崚汰、林美月、逵真洋が出演する。
上演に向けて神保は「劇場や稽古場という空間に拘束され『出られなく』なってしまうことは、演劇における逃れられない宿命です。私たちは半年近くにわたりじっくり対話していくことで、劇場は〈光〉 と〈音〉をみせるために〈闇〉と〈静寂〉を必要とするという普遍的なテーマに行き着きました」と述べる。また作品について「原作は戦後すぐの物語ですが、今作では『過去のようにもみえる未来の物語』へとアレンジします。こまばアゴラ劇場、東京という真っ暗な空洞に、コエを、響かせます。そこがさまざまな人にとっての光ある場所になるよう、願いを込めて」とコメントした。
じおらま「たいない」
2023年5月19日(金)~28日(日)
東京都 こまばアゴラ劇場
原作:三好十郎「胎内」
上演台本・演出:神保治暉
共同演出:山田朋佳、渡邉結衣
出演:小松弘季、松田崚汰、林美月、逵真洋