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K-POPガールズグループ・SECRET NUMBERが日本ファンとのふれあいに涙 来日イベントのオフィシャルレポート到着

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SECRET NUMBER "LIKE IT LIKE IT" FAN MEETING Photo:関口佳代

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確かな実力と自然体の魅力で音楽シーンに新風を吹き込むK-POPガールズグループ・SECRET NUMBER(シークレット・ナンバー)が4月7日、東京・渋谷ストリームホールでファンミーティングを開いた。

彼女たちは韓国で2020年にデビュー。しなやかさと力強さを兼ね備えた歌唱とパフォーマンスで活動当初から注目を集めており、その人気は国境を越えて各国に広がっている。日本でも3月3日よりデジタルシングル「LIKE IT LIKE IT」のリリースを機に本格的な活動をスタート。同曲はフジテレビ系列の人気バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』のエンディングテーマ曲に採用され、TikTokでは動画の再生が6000万回に達し、動画作成数は2万5000を超えるほど世界的に“バズる”など、今後の飛躍が期待される。

日本のファンとリアルにふれあう機会は今回が初めて。そのせいか、メンバーたちも本番前からすでに緊張気味だ。とはいえ、開演前に行った「LIKE IT LIKE IT」のCD購入予約者とのチェキ撮影会(抽選による参加)を通じて徐々にリラックス。ファンに見守られながらの公開サウンドチェック(同)では、終始穏やかな表情でプロフェッショナルな歌と踊りを見せてくれた。

ファンミーティングは定刻通りに開始。観客が期待と興奮をもって眺める中、愛らしく個性的な6人のメンバー(レア、ディタ、ジニ、ミンジ、スダム、ジュ)のシルエットが次々と現れると大きな歓声が沸き上がる。

記念すべき1曲目は、日本デビュー曲「LIKE IT LIKE IT」。スマートフォンに耳をあてながら会話をするレアとスダムで始まり、間髪を入れずにパワフルなリズムが鳴り響く。緩急をつけたインパクトのあるサウンドとガールクラッシュ(女性が憧れる女性)的なビジュアルで瞬く間に観る者を引き付ける力量は相当なものである。

レアの「みなさん、どうでしたかー!」との呼びかけに熱い声援で応えるファンたち。続いて各メンバーが自己紹介していくと、会場内はすっかり和やかなムードに。

次の曲は「Love,Maybe(Japanese Version)」。人気俳優のキム・セジョンとアン・ヒョソプが出演したドラマ『社内お見合い』(2022年)の挿入歌で、オリジナルは実力派の男性デュオ・MeloMance(メロマンス)が歌っている。ドラマでは幸福感あふれるシーンに流れて視聴者に好評だったナンバーだが、今回の日本語バージョンは情感と癒し度が増したおかげで、聴き手の心によりダイレクトに訴えかけてくる。

ここでSECRET NUMBERとゆかりのあるダンサー/振付師のKOTARO IDEが登場。彼の進行で、事前に集めたファンの質問に6人が答えるコーナーが始まった。ところが感動のあまり、ジニやミンジなどが次々と泣き出してしまう。そんなハプニングもファンミーティングならではと言えよう。

「ダイエットのモチベーションは?」「日本デビューの感想は?」「韓国から観に来た人へメッセージを」といった風にメンバーへの質問は多岐にわたった。なかでも「あなたにとって幸せなことは何ですか?」との問いに、ジュが「やっぱり日本のファンのみなさん(がいてくれること)です」と、日本語でかみしめるように語ったのが印象的だった。

楽しい一時のおかげでステージと客席の距離が縮まった後は、再びライブパフォーマンスへ。韓国デビュー曲「Who Dis?」の日本語バージョンが始まると、ファンは再びヒートアップ。自分らしく堂々と生きようと力強く訴える同曲は、既存のアイドルのイメージとは一線を画す。

そしてラストは本国での第2弾シングルとなる「Got That Boom」の日本語バージョンを披露。EDMやハウス、ヒップホップをミックスしつつ、韓国、インドネシア、日本、アメリカとメンバーの出身地が異なるグループならではの無国籍なムードがたっぷりと味わえる仕上がりで、オンリーワンの輝きを放っていた。

「私の人生の中で忘れられない素晴らしい時間になりました」(ジュ)
「今日、(来てくれた)お母さんの前で初めて歌いました。母国のステージに立てて本当に嬉しく思います」(レア)
「(涙ぐみながら)インドネシアの両親が来日して私たちの舞台を観てくれているんです。みなさん、本当にありがとうございました!」(ディタ)

このような感動の挨拶で最後を締めくくった6人だったが、続く会場内の人たちとの記念撮影では満面の笑みに。そして「アンコール」の大合唱に応えて2度目の「LIKE IT LIKE IT」を全力で歌いきり、名残惜しそうに舞台から去っていった。

K-POPシーンは昨年あたりからガールズグループの活躍が目立つ。楽曲派、セルフプロデュース型、ビジュアル派と、各々が独自のスタイルを磨き上げ奮闘する中、SECRET NUMBERは常にナチュラルに自らの可能性を追求していく。この揺るぎのない姿勢こそが“新世代のガールクラッシュ”であり、ファンもそこに引かれているのだろう。とにもかくにも日本での活動は始まったばかりである。今後どのような魅力を振りまいてくれるのか、ファンならずとも注目したいところだ。

Text:まつもとたくお Photo:関口佳代

<公演情報>
SECRET NUMBER "LIKE IT LIKE IT" FAN MEETING

4月7日(金) 東京・渋谷ストリームホール

セットリスト

1. LIKE IT LIKE IT
2. Love, Maybe(Japanese ver.)
3. Who Dis?(Japanese ver.)
4. Got That Boom(Japanese ver.)
EC. LIKE IT LIKE IT

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