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「ドンブラザーズFLT」名古屋で開幕!地獄でタロウが訴えられる、原告はジロウ

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「暴太郎戦隊ドンブラザーズ ファイナルライブ」より、喫茶どんぶらの場面。

「暴太郎戦隊ドンブラザーズ ファイナルライブツアー2023」が、全国7都市で順次開催されている。映画ナタリーではツアーの初日となる4月8日に愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホールで行われた、2回目の公演の模様をレポートする。この記事にネタバレも含まれるので、これから鑑賞予定の方はご注意を。

これは特撮ドラマ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」のフィナーレを飾るイベント。ヒーローショー「暴太郎戦隊ドンブラザーズ ファイナルライブ」と、「Don!Don!笑え笑え!トークショー!&DON!音楽祭」の2部で構成されており、桃井タロウ / ドンモモタロウ役の樋口幸平、猿原真一 / サルブラザー役の別府由来、鬼頭はるか / オニシスター役の志田こはく、犬塚翼 / イヌブラザー役の柊太朗、雉野つよし / キジブラザー役の鈴木浩文、桃谷ジロウ / ドンドラゴクウ / トラボルト役の石川雷蔵、ソノイ役の富永勇也、ソノニ役の宮崎あみさ、ソノザ役のタカハシシンノスケが出演している。

テレビシリーズのメインライター・井上敏樹が初めてショーの脚本を執筆した第1部「ファイナルライブ」のタイトルは「じごくさいばん」。地獄にある裁判所に、タロウが被告人として1人たたずむ場面からスタートした。検察官のソノイによるとタロウは「人類史上、類を見ない傲岸不遜な態度で多くの人の心身を傷つけた」ことが罪とされ、原告はジロウだという。そして裁判所には弁護人や証人としてドンブラザーズや脳人の面々が次々と集まってくるが、裁判は思わぬ方向へと進んでいく。

ショーは喫茶どんぶらでの会話劇のほか、本編で何度も見られたシーンを多数盛り込んだストーリーとなっており、ゼンカイザーブラックとドンムラサメも登場する。また本編では明かされることがなかった脳人3人のフルネームが初解禁となっている。クライマックスではドンブラザーズら11人がショーオリジナルのヒトツ鬼・暴太郎鬼とバトルを繰り広げた。戦闘中にはドンモモタロウが観客席に向かって「お供たち、力を貸せ!」と煽る場面も。ライブに参加した際にはペンライトや扇子でドンブラザーズを応援してみては。

続く第2部のトークパート「Don!Don!笑え笑え!トークショー!」の冒頭では、メインキャスト9人が主題歌「俺こそオンリーワン」に合わせ、オープニング映像でもおなじみの「ドンブラダンス」を披露した。そしてこの日のトークコーナーで用意された企画は、「25点-1グランプリ」。これは劇中でタロウが登場人物の歌唱力や料理に対して「25点だ」と評価をくだしていたことにちなんだもので、キャストがあるお題に対して全力でパフォーマンスを行い、タロウから付けられた得点が25点にもっとも近い人が優勝者となる。

今回のお題は「ドラゴンのものまね」。参加者にはジロウ、雉野、はるか、ソノイ、猿原の5人が選ばれた。ジロウと雉野は思い思いのドラゴンを表現してそれぞれ97点、100点と高得点になってしまうが、はるかはなぜかテレビシリーズのドン40話「キケンなあいのり」で自動車を暴走させた際の「ヒーッヒッヒッヒ! オーッホッホッホ!」という狂気じみた高笑いを披露し、失格という判断をくだされる。続くソノイによるドラゴンのモノマネは、「上手くもヘタでもない、いい塩梅だった」と58点を獲得。最後には猿原が生まれたてのドラゴンの赤ちゃんのモノマネを披露し、タロウから「25点だ!」の声を引き出して優勝となった。「DON!音楽祭」では、猿原がキャラクターソングである「空想談義」、雉野が同じく「マイワイフ is マイライフ」を歌唱し、観客もそれぞれのイメージカラーのペンライトで会場を盛り上げた。

2部の最後には、キャスト9人が挨拶。タロウは「もしかしたらこの中には『ドンブラザーズ』からスーパー戦隊を好きになった方もいらっしゃると思いますし、もともと特撮を好きで僕たちを観てる方もいらっしゃると思います。僕たち『ドンブラザーズ』の良さって『本当にスーパー戦隊?』って思うぐらいはちゃめちゃであること。その戦隊をこんなにもたくさんの方が愛してくださってるのをリアルに感じられるのは僕たちにとってすごく幸せです。最初に『ドンブラザーズ』の名前を聞いたときは僕らも不安でしたし、特撮ファンの皆様も『特撮を汚すんじゃねえ』と思った可能性もあります(笑)。でも1年が終わってみて、こんなに多くの皆様に会場に来ていただけた。このファイナルライブツアーや、Vシネクスト(『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』)を最後まで楽しんで、ドンブラザーズを記憶に残してください」と呼びかける。そして最後にはタロウが「これでお前たちとも!」と叫ぶと、8人が「縁ができたな!」と続き、会場の“お供たち”と縁を結びイベントを締めくくった。

「暴太郎戦隊ドンブラザーズ ファイナルライブツアー2023」は、今後も北海道、宮城、静岡、山口、福岡、大阪で順次開催。ツアー千秋楽となる5月28日の大阪SP公演では、1公演目の第2部に駒木根葵汰、新田桃子、和田聰宏、2公演目の第2部に廣瀬智紀、高井真菜、小柳心が参加。大阪SP公演は3公演とも有料生配信が実施される。配信チケット情報は後日発表予定。会場チケットはローソンチケットにて販売中だ。詳しくは特設サイトをチェックしよう。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ファイナルライブツアー2023

2023年4月16日(日)10:30 / 14:00 北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru
2023年4月23日(日)10:00 / 13:15 / 16:30 宮城県 仙台サンプラザホール
2023年5月14日(日)10:00 / 13:15 / 16:30 静岡県 静岡市民文化会館
2023年5月20日(土)10:00 / 13:30 山口県 周南市文化会館
2023年5月21日(日)13:00 / 16:30 福岡県 福岡サンパレス
2023年5月27日(土)10:00 / 13:30 / 17:00 大阪府 オリックス劇場
料金:中学生以上 税込6500円 / 小学生以下 税込4500円

大阪SP公演

2023年5月28日(日)10:00 / 13:30 / 17:00 大阪府 オリックス劇場
料金:税込7800円

※仙台公演には富永勇也の出演はなし。
※3歳以上有料。

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