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鈴木亮平は走り出したら止まらない、賀来賢人らが「TOKYO MER」の濃い経験語る

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「劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~」完成披露試写会の様子。

「劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~」の完成披露試写会が本日4月11日に東京の東京国際フォーラムで開催。キャストの鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子、監督の松木彩が登壇した。

「劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~」では医療チーム・TOKYO MERが、爆発事故の発生現場で地上70階に取り残された193名を救うミッションに挑む。マイクを握った鈴木は「おそらく日本初の体験型医療ムービーができたんじゃないかと思っています。本当にすごい迫力です」とアピールし、賀来は「すごく濃い経験となりました。ドラマのときからすごくたくさんの声をいただいていましたが、生の声を聞けるのは今日が初めてなので、8時間くらいしゃべりたいと思います」と冗談交じりに意気込んだ。

佐野は「ドラマを観てくださった皆さんなら『TOKYO MER』のすごさをわかってくれていると思うんですが、映画はとんでもない迫力です。面白いことは私が保証します」と胸を張る。続くジェシーは「ジェシー役をやりました、潮見知広です。……逆だね!」とキレよくジョークを飛ばしつつ「ドラマをずっと観てきて、このチームに僕が入るんだと思うと不安な部分はありました。ただ撮影が終わって自分が強くなったと感じましたし、作品を観てボロボロ泣きでした。感動しない人はいないと思うし、命って、仲間ってなんだろうと。1人で生きて行くのは難しい、支えが必要だと感じてもらえたらうれしいです」と述懐した。

「やっと息子に見せられる作品に出演できた」と喜ぶ仲は「家族と一緒に楽しめる出演作が少なかったので、『TOKYO MER』には感謝しています。やっと『ママはYouTuberではなく女優だよ』とアピールできる作品に出られました」と茶目っ気たっぷりにコメント。また松木は「キャストの皆さんには大変な思いをさせてしまったのですが、その甲斐もあって楽しんでもらえる作品になったのでは思います。皆さんの挨拶を聞いたらぐっときました」とキャスト陣を見やる。

MCから「自身にとっての『TOKYO MER』とは?」と尋ねられた鈴木は「特別な作品であることは間違いない。特別になった瞬間をはっきり覚えています」と答え、「ドラマではコロナのパンデミック下で医療従事者をたたえたいという思いがありました。ただ“死者0”で終わる希望的な物語が、感染者数が爆発しているこのときに受け入れられるのだろうかとも考えていました」と回想。「1話の初回放送は、3話撮影中に滞在していた豊橋のホテルで観ました。観終わって、どうだろう……と思っていたら、連絡が入り始めて止まらなくなって。素晴らしい、こういう話を今観たかったという声をたくさんいただいたんです」と話し、「医療従事者だけでなく、消防の方、そして誰かのために毎日がんばっている人に届いてほしかったドラマです。直に皆さんにエールを与えられていると、肌で感じられたのが初めてでした」と感慨深げに語った。

また賀来は「放送が始まって、子供たちもすごく観てくれていると聞きました。血も出るし、災害シーンも多いから怖いのでは?と思ったんですが、子供たちは“ヒーローもの”として『TOKYO MER』を観ていると言うんです。僕はそういうつもりではなかったので、すごい届き方だなと。そこが今までの医療ものとは違うように感じて、幅広い層に受け入れてもらえた要因なのかなと思います」と分析する。撮影を振り返った中条は「オペシーンも高いクオリティでやらないといけないし、環境も過酷で、なおかつ素晴らしい俳優さんたちの中でやっていけるのかなと。でも医療従事者の方から『私もミスをして落ち込んでいたけど、がんばります』とメッセージをいただいて、こんな素晴らしい物語の一部に私もなりたいと思うようになりました。映画版ではセカンドドクターになるまで成長できて、私自身も成長させてもらえたと感謝しています」と思いを口にした。

菜々緒はドラマシリーズの第3話の反響が大きかったと話し、「会ったこともない誰かに影響を与える仕事なんだと実感しました。大変な撮影が日々続いていて、正直続編はやりたくないなって思ったくらい本当にきつかったんですが(笑)、このメンバーとだったらできると信じてがんばりました」と絆の深さを垣間見せる。「きつかった」というくだりで中条は強く同意し、賀来は「鈴木亮平という男が走り出したらこの組は止まらないんですよ」と苦笑い。そこからキャストたちが口々に「亮平さんがオペシーンを自分でやると言い出したから、私たちもやることになった」「普通はプロの人がやるんですよ」「そのせいで直前まで心臓オペの動画を観ることになった」「人のセリフ増やすのやめて」と不満を漏らすも、鈴木は「僕はオペを自分でやるのは当然だと思ってました!」と満面の笑みで場を和ませた。

続いて、フォンチーは「精神的に強くなりました。早朝から深夜まで撮影が毎日続いたので、朝も夜も強くなりましたし、ごはんを食べながらエグい手術シーンを見れるようになりました」、要は「台本ができるたび、どんな災害現場に行かされるんだろうって憂鬱でした(笑)。今回はトンネル崩壊!?とかね」とそれぞれ「TOKYO MER」への思いを述べていく。石田は共演者のセリフ量に驚いたそうで、「量がすごかったので、どうやって覚えるのかなって。それで亮平さんに聞いたら必殺技を教えていただいて。それは黙っておきますが、あんなふうに覚えるって初めて聞きました」と言って観客の興味を誘っていた。

最後に鈴木は「今作、しょっぱなからフルスロットルで行きます。ドラマ放送は2年前になりますが、映画が始まったら10数秒であの頃の『TOKYO MER』に一気に引っ張り込まれますよ。みんなと一緒に、大劇場で観ることでしか味わえない興奮があると思いますので、存分に楽しんでください」と煽って、イベントは終了した。

「劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~」は4月28日よりロードショー。 なお映画公開に先駆けて、新作スペシャルドラマ「TOKYOMER~隅田川ミッション~」がTBS系で4月16日21時から放送される。

(c)2023劇場版『TOKYO MER』製作委員会