ウェス・アンダーソン新作が9月公開、1950年代の“世界を変える出来事”描く
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「Asteroid City(原題)」本国版ポスタービジュアル
「グランド・ブダペスト・ホテル」「犬ヶ島」で知られるウェス・アンダーソンの新作「Asteroid City(原題)」が、9月1日より東京・TOHOシネマズ シャンテ、WHITE CINE QUINTOほか全国で公開されることがわかった。配給はパルコが担う。
11本目の長編となる本作は、1955年頃のアメリカの架空の砂漠の町アステロイド・シティを舞台にした物語。全米から子供と保護者が集まった天文学と宇宙飛行士候補生の大会が、“世界を変える出来事”によって中断を余儀なくされる事態が展開していく。YouTubeで公開中の海外予告では、きのこ雲が舞い上がり、UFOが飛来する様子も確認できる。
ポスターにクレジットされた出演者はジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、ジェフ・ゴールドブラムら21名。新たにトム・ハンクス、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、ホン・チャウ、マーゴット・ロビーがアンダーソン映画への初出演を果たした。
スタッフも音楽にアレクサンドル・デスプラ、美術にアダム・ストックハウゼン、撮影監督にロバート・D・イェーマンなど常連陣が集結。盟友のロマン・コッポラはストーリー原案に名を連ね、アンダーソンが脚本を手がけた。近年は監督作をサーチライトピクチャーズから発表してきたアンダーソンにとって、2012年の「ムーンライズ・キングダム」以来、久しぶりのフォーカスフィーチャーズとのタッグとなっている。
4月13日には第76回カンヌ国際映画祭のコンペティションに正式出品されたことが明らかに。5月16日から27日にかけての開催期間中にワールドプレミアが行われる予定だ。アメリカでは6月16日から公開。なお2023年内には、アンダーソンがロアルド・ダールの小説を実写化したNetflix映画「The Wonderful Story of Henry Sugar(原題)」の配信も控えている。
(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)
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