五関晃一と横内謙介、大阪松竹座と「夜曲」への思い募らせ「ボルテージが上がっている」
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左から横内謙介、五関晃一。
A.B.C-Zの五関晃一と塚田僚一がW主演を務める舞台「夜曲~ノクターン~」の取材会が昨日4月21日に大阪府内で行われ、五関と脚本を担う横内謙介が意気込みを語った。
大阪・大阪松竹座の100周年を記念して行われる本公演では、1986年に初演された横内の作品「夜曲 放火魔ツトムの優しい夜」が、中屋敷法仁の演出で立ち上がる。孤独で優しい新聞勧誘員にして放火魔のツトム(五関)はある夜、幼稚園の廃墟に火をつけた。すると焼け跡から、十五と名乗る武士(塚田)が現れる。十五は700年前に、主君である早川家の世継ぎ・虎清を守るために悪霊・玉野尾と戦い、その呪いによって長い眠りに落とされていたと明かし……。
横内は、「今回、『夜曲』を大阪松竹座で上演できますことを大変うれしく思います。『夜曲』は善人会議(扉座の前身)時代の二十代の時に初演し、現在までさまざまな形で多くの劇団に上演していただいております。この作品は“オタク”という言葉ができる前に書いた作品です。居場所がない主人公が放火に頼ってしまう姿は、鬱屈した若者の孤独感が強まっている現代に合った作品だと思います。また演出の中屋敷法仁さんは新しい感覚とセンスを持っている方です。新しい演劇をお客様にお見せできるのを楽しみにしております」とコメント。
五関は、「大阪松竹座開場100周年という記念の年に、主演として立たせていただけることを大変うれしく思います。先日、中屋敷さんともお話させていただいて、『夜曲』という作品と開場100周年を迎える大阪松竹座への思いが強くなり、熱意とボルテージが上がってきています。大阪松竹座では過去に1日11回公演のコンサートに出演したことがありますが、楽屋にほとんどいられなかったので、今回はゆっくり楽屋も楽しみたいと思います(笑)」と話した。
公演は6月6日から22日まで大阪松竹座にて。
「夜曲~ノクターン~」
2023年6月6日(火)~22日(木)
大阪府 大阪松竹座
脚本:横内謙介
演出:中屋敷法仁
出演:五関晃一(A.B.C-Z)、塚田僚一(A.B.C-Z)/ 兒玉遥、相楽伊織 / 愛原実花 / 伴美奈子、北野秀気、河合穗積 / 三浦修平、蓮井佑麻、福冨タカラ、藤田直美、北村まりこ / 河合雪之丞