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チェ・ミンシクがクセのあるキャラクターを好演『不思議の国の数学者』

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イラストレーター:高松啓二

映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。

【水先案内人 高松啓二のおススメ】

有名進学校に特例枠で入学したジウは、数学が苦手で担任に転校を勧められていた。ある日、人民軍とあだ名される警備員ハクソンに出会う。彼は脱北した数学者だったのだ。

ジウがハクソンに数学の教えを頼む場面は何度も繰り返され、コミカルシーンが続く。やたらとちょっかいを出す美少女ボラムやイケズな担任などが絡み合い青春ドラマ風である。しかし、脱北した数学者のバックグラウンドが反映し、深く考えさせられる物語となっている。イチゴミルクやペンなどの伏線が後に回収され、スキがない。師弟関係が徐々に濃密になっていく過程が劇中のセリフ「正解を出すより答えを導く過程が大切だ」と被る。また、勉強シーンが美しく、学問を通じて人生の教訓を学ぶのは荘厳な感じさえする。

ハクソン扮するチェ・ミンシクがクセのあるキャラクターを好演し、ドラマに説得力を持たせる。数学版『ベスト・キッド』だね。

<作品情報>
『不思議の国の数学者』

4月28日(金) 全国公開

公式サイト:
https://klockworx-asia.com/fushigi/