戸塚祥太「BACKBEAT」プレビュー公演開幕に、“大人なのに若い”「最高のBACKBEATを届けられた」
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左から尾藤イサオ、上口耕平、辰巳雄大、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、JUON、愛加あゆ(撮影:岡千里)
「BACKBEAT」のプレビュー公演が、昨日4月23日に東京・江戸川区総合文化センター 大ホールで開幕した。
本作は、ロックバンド・ビートルズの創成期を描いた1994年公開の伝記映画「BACKBEAT」を、イアン・ソフトリー監督が自ら舞台化したもの。日本では2019年に初演され、今回は初演に続き石丸さち子が翻訳・演出を手がける。
開幕に先駆け、前回公演から続投となる戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、尾藤イサオに加え、初参加の愛加あゆによる取材会が行われた。戸塚は、本公演でバンドメンバーに再会した日から「これを求めていたんだ、人生の中でもう一度これをやりたかったんだ」という思いに駆られたと言い、「4年前も最善を尽くしましたし最高のBACKBEATを届けられたと思っていますが、さらに時を経て、熟成された、しかしみずみずしい、大人なのに若い、そういった矛盾しているようなものが一つの場所に出せています」と自信をのぞかせた。
加藤は、「自分の中で止まっていた時間がまた動き出した感じがしています。石丸さんに『もうちょっと若く! 若く!』といわれた時もありましたが、だんだん身も心も若返ってきた実感があったし、この時代のビートルズを演じるにふさわしい身体と心になったんじゃないかと思います」と明かす。
「4年前とは全然違った、ドライブ感のある止まらない青春という感じの、あっという間に熱い音楽とともに疾走していく、新しいBACKBEATになっていると思う」と言う辰巳は、「今回、完全なるリードギターに変貌しました! がっつりジョージ・ハリスンになれる時がきました。ギターリフを弾かせていただけるようになって、バンドの音楽が本当に変わったなと感じています」と手応えを述べた。また、JUONは「オリジナルな、僕たちじゃないと出せないグルーブを出せていると思います。レベルアップの連続で今日を迎えられていることをすごくうれしく思います」と続けた。
一方で上口は、「4年間いろいろなことを経験したであろうみんなの姿をドラマーとして後ろから見ていて、久々に再会した時にはちょっと大人になった、落ち着いたという感じがありましたが、稽古の中であっという間に心が10代になっていく様が見えて、その段階がとても印象的でした」と語る。また尾藤は「毎日毎日ぶつかり合う稽古を見ていて、僕も力をもらっています。前回よりもパワーアップした5人のビートルズステージを楽しみにしていてください」とアピールする。
最後に愛加が「くらいついてついていくのに必死だったんですけど、普段から皆さんによくしていただいて、このビートルズのとりこになってます。絡みの多いスチュは特に出番前に気合を入れる一言とか、癒やしてくれる一言をくださるので、ホッとなごむ時間になっています」と語った。
上演時間は約2時間40分。公演は4月28日から5月3日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、5月6・7日に熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館) 大ホール、20・21日に大阪・枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール、24日から31日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で行われる。
「BACKBEAT」
2023年4月23日(日)※プレビュー公演、公演終了
東京都 江戸川区総合文化センター 大ホール
2023年4月28日(金)~5月3日(水・祝)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2023年5月6日(土)・7日(日)
熊本県 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館) 大ホール
2023年5月20日(土)・21日(日)
大阪府 枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール
2023年5月24日(水)~31日(水)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
作:イアン・ソフトリー、スティーヴン・ジェフリーズ
翻訳・演出:石丸さち子
音楽監督:森大輔
出演:戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹 / 辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平 / 愛加あゆ / 鍛治直人、東山光明、西川大貴、加藤将、工藤広夢 / 尾藤イサオ