高橋一生が不思議で素敵な「岸辺露伴」アピール、長尾謙杜は「ジョジョ好きだよね?」で仲間入り
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「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」完成報告イベントの様子。左から長尾謙杜、高橋一生、飯豊まりえ、安藤政信。
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の完成報告イベントが本日4月25日に東京・国立新美術館で行われ、キャストの高橋一生、飯豊まりえ、長尾謙杜(なにわ男子)、安藤政信、監督の渡辺一貴が出席した。
本作は、荒木飛呂彦のマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのスピンオフ「岸辺露伴は動かない」のエピソードを実写化したもの。高橋が露伴、飯豊が露伴の担当編集・泉京香を演じ、長尾は青年期の露伴役、安藤はルーヴル美術館の調査員で東洋美術の専門家・辰巳隆之介役を務めた。
本作の撮影は、日本国内のみならずフランス・パリのルーヴル美術館をはじめとした名所で行われた。高橋は「素晴らしくプロフェッショナルなお仕事ぶりを見せていただいて、リラックスした状態でお芝居ができました」と携わったスタッフたちに感謝する。スタッフやキャストの中には「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのファンもいたそうで、「彼らが愛を持って作品作りをされているのを感じて、幸福な気持ちになりました」と続けた。
飯豊は「ドラマシリーズ1、2、3期と続いて、映画化されるのは本当にうれしかったです。フランスロケはお留守番かなと心配していましたが、無事に行かせていただきました(笑)」とコメント。印象的なロケ地を聞かれると「どれを挙げようかな」と迷いつつ、「人のいないルーヴル美術館で、モナ・リザの前でお芝居ができたのは夢みたいでした」と答える。
本作から参加した安藤は「スタッフの皆さん、一生、まりえが受け入れてくれてめちゃくちゃうれしかった。懐の広さやあったかさを感じました」と顔をほころばせる。これまでのドラマシリーズを視聴者として楽しんでいた長尾は「マネージャーさんに『長尾くん、ジョジョ好きだよね?』と映画の台本を手渡されてすごくびっくりしました」とオファーを受けたときの心境を伝え、シリーズの魅力を「世界観や色づかいに惹かれます」と語った。
中盤には、出席が叶わなかった木村文乃からのメッセージ映像が上映された。木村は「日本各地から世界まで、お疲れ様でした」と共演者たちをねぎらい、「露伴さんをより好きになる過去の情報が盛りだくさんだと思います」とファンに呼びかける。
続いて、長尾が自身の“撮休日”に現場見学をした際のエピソードも飛び出した。長尾は「一生さんのお芝居を間近で見させていただいて、すごく勉強になりました」と感銘を受けた様子で話し、「私服だったので一生さんにはスタッフさんだと勘違いされて。3回くらい挨拶して気付いてくださったときはすごくうれしかった。一生の思い出です」と高橋とのやり取りを明かす。高橋本人によれば、当日は“露伴のようで露伴ではない”シーンの初日だったらしく、彼は「周りがまったく見えていない中年だったと思います(笑)。まさか長尾さんが見学に来てくださるとは……」と申し訳なさそうに述べた。
最後に高橋は「オムニバスのようでいて、すべてがつながっている。奇妙で、不思議で、素敵な作品です」とアピールし、イベントを締めくくった。
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は5月26日より全国ロードショー。
(c)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (c) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社