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7年ぶりの茶道具展! 千利休・細川三斎ゆかりの茶道具を公開『細川家の茶道具』5月20日より開催

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《放下着》 沢庵宗彭筆 江戸時代(17世紀) 永青文庫蔵

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大名細川家に伝来する文化財を保存・展示する美術館、永青文庫では、2023年5月20日(土)より『細川家の茶道具―千利休と細川三斎―』を開催する。 古くは南北朝まで遡ることのできる細川家は、初代藤孝(幽斎、1534~1610)と2代忠興(三斎、1563~1645)が近世大名家としての礎を築いた。このふたりと親しく交流した当代きっての文化人が、わび茶の大成者、千利休(1522~1591)だ。とくに細川ガラシャの夫としても知られる三斎は、利休の高弟「利休七哲」のひとりとして、師の茶風を忠実に受け継いだ。

同展では、利休ゆかりの茶道具や、三斎がつくった茶杓や花入れなど、永青文庫の茶道具コレクションを代表する逸品を紹介。と同時に、三斎以降も茶の湯をたしなみ、数多くの名品を所蔵してきた細川家の茶道具から、茶碗や茶杓、釜といった各道具を解説する。初心者でも、茶の湯の世界を楽しむことができるだろう。

また武将茶人・古田織部(1544~1615)の、細川三斎に宛てた貴重な手紙も初公開される。こちらは、2021年、反古となった書状などの裏を利用して三斎が写した「花伝書抜書」(世阿弥の能楽論書『風姿花伝』の一異本)を解体・調査したところ発見されたもので、織部の書状ほか、茶の湯に関わる記述などもみつかった。

さらに2023年は第三代将軍、徳川家光の帰依を受けた禅僧・沢庵宗彭の生誕450年を記念して、沢庵の墨跡の公開も。沢庵は細川家と縁深い人物だが、これまでほとんど紹介される機会のなかった作品だ。

2023年6月12日(月)には、利休創案の茶室を写した、ホテル椿山荘東京の国指定有形文化財茶室「残月」が見学できる関連イベントが一日限定で開催される。定員は30名。詳細はホテル椿山荘東京のホームページにて確認を。

<開催情報>
『細川家の茶道具―千利休と細川三斎―』

会期:2023年5月20日(土)~7月17日(月・祝) ※会期中展示替えあり
会場:永青文庫
時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜(7月17日は開館)
料金:一般1,000円、70歳以上800円、大高500円
公式サイト:
https://www.eiseibunko.com/

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