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門田宗大と田中爽一郎のW主演作「赫くなれば其れ」池袋シネマ・ロサで1週間上映

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「赫くなれば其れ」ポスタービジュアル

「退屈な日々にさようならを」などに出演した猫目はちが監督を務める「赫くなれば其れ(かくなればそれ)」が、7月1日から7日まで東京の池袋シネマ・ロサでレイトショー上映される。あわせてポスタービジュアル、予告編、場面写真、推薦コメントが到着した。

女優・なつめの自殺と彼女の周りに遺された者の運命を描いた、猫目による一連の監督作「つま先だけが恋をした」「突き射す」「花に問う」の続編であり最終章となる本作。なつめの幼なじみであり東京・下北沢の古本屋で働く文作と、その親友で栃木・鹿沼で生活する幸之助は、彼女の死をきっかけにばらばらになり、喪失感を抱えて過ごしていた。そんなある日、文作のもとになつめの最後の映像記録と彼女がつづったノートが届く。

文作を「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」や舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」に出演する門田宗大、幸之助を「the believers ビリーバーズ」「よく晴れた日のこと」の田中爽一郎が演じたほか、秋葉美希、星野一輝、細川岳、イトウハルヒが共演に名を連ねた。猫目もなつめ役として出演している。

このたびYouTubeで公開された映像には、なつめがカメラに向かって話す映像を観る幸之助の姿や、彼が「なつめさん、今幸せかな?」とつぶやくシーンなどが収められた。本作を鑑賞した映画監督の宇賀那健一は「猫目監督はすごい作家だと思う。自分が考えていることを誠実に作品にして、且つそれを定期的に更新し続けるんだから」とコメント。俳優の藤原季節は「安易な絶望でも希望でもなく、人が生きていく話。日常の会話が尊く光った」と語っている。

藤原季節(俳優)コメント

友人との間に喪失が横たわっている。
彼らはその深淵に身を沈めるけれど、
沈んでゆくほど自分たちが深く繋がっていることを知る。
安易な絶望でも希望でもなく、人が生きていく話。
日常の会話が尊く光った。

宇賀那健一(映画監督)コメント

猫目監督はすごい作家だと思う。
自分が考えていることを誠実に作品にして、
且つそれを定期的に更新し続けるんだから。
これはきっと猫目監督自身の日記であり、
観客への手紙なのだと思う。
そして、僕は猫目監督が「死」を扱ったことにより、
僕もまるで自分の「死」について深く考えこんでしまった。
とても良い映画なので、沢山の方に観てもらいたいです。

猫目はち コメント

誰もが輝くために生まれてきたはず。
それを私は知りたかった。
初めての劇場公開がこの作品になれたこと、とても嬉しく思います。
生きるということは何か、失くしたものとは何かそれでも生きるという意味はあるのか。
劇場でお待ちしています。

(c) Double_RED 2021 HACHI NEKOME FILM