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「ジュリア(s)」本編の一部公開、4つの人生演じ分けた主演女優が役作り振り返る

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「ジュリア(s)」新場面写真

フランス映画「ジュリア(s)」の本編特別映像と新場面写真が到着した。

本作は2010年の短編「ピアノ調律師」で第37回セザール賞短編映画賞を獲得したオリバー・トレイナーの長編監督デビュー作。主人公の女性ジュリアの枝分かれした4つの人生が描かれる。YouTubeで公開された映像には、ピアニストとしての成功が叶わなかったジュリアが、無人のホールでセルゲイ・ラフマニノフ「前奏曲集 嬰ト短調 Op.32-12」を演奏するシーンが収められている。

4つの人生を演じ分ける難役をこなした主演のルー・ドゥ・ラージュは「撮影前、ジュリアの人生1つひとつに対して、どんな人物で、どんな経験をしているのか、心の面で準備をしました。撮影現場に入ると、常に繊細さを保ち、私が突然別のキャラクターを演じているように見えないことが最も重要なので、どのジュリアもピアニストであるということを演技の拠り所にしました」と役作りを振り返る。

トレイナーは、劇中の音楽へのこだわりについて「音楽は映画とキャラクターを支えるもので、俳優の表現をサポートし、一瞬の感情や意図を伝えることを可能にします。ジュリアがピアノを弾く瞬間の音楽は、静止ではなく、物語を進展させることが重要でした。ラフマニノフを弾くかブラームスを弾くかによって、ジュリアの経験や感情の違いを表しています。それぞれの曲をピアノとリンクさせることで感情に訴えようと取り組みました」と明かした。

「ジュリア(s)」は本日5月5日より公開中。

(c)WY PRODUCTIONS–MARS FILMS–SND-FRANCE 2 CINÉMA