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リサ・ラーソンの“まだ知られていない” 多彩な創作世界を紹介『リサ・ラーソン展』5月17日より開催

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《青いトリ》 (ユニークピース) 1955年 © Lisa Larson / Alvaro Campo

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2014 年に日本では初となる大規模な個展が開催され、まとまった作品群が紹介されたスウェーデンの陶芸家リサ・ラーソン。以来、可愛らしい動物像などで人気を博する彼女の、日本では4回目となる個展が、5月17日(水)から6月5日(月)まで、東京の松屋銀座8階イベントスクエアで開催される。

同展の大きな特色は、よく知られている陶芸作品に加え、これまで日本で紹介されてこなかった稀少な作品も展観されることだ。「既に知られている」リサ・ラーソンと、「まだ知られていない」リサ・ラーソンを、約250点の作品と記録資料などを通じてたっぷりと紹介する大規模な展覧会となる。

1931年生まれのリサ・ラーソンは、ヨーテボリのデザイン工芸学校在学時に陶芸の道に進み、1954年にスウェーデンを代表する陶磁器会社であるグスタフスベリ社に入社。小さな動物園シリーズを皮切りに、1980年の退社まで、シリーズ生産向けのデザインモデルを数多く手がけた。ネコやイヌやライオンなどの動物のフィギュアや、女性や子供をモチーフとした愛らしくも静謐な人物像は、リサ・ラーソンを代表する作品群となっている。同展では、「既に知られている」作品として、彼女が粘土で造形した作品、あるいは表面に模様を描いた作品など、クラシックな名作が並ぶ。

一方、「まだ知られていない」作品としては、珍しい一点もののほか、退社後にフリーランスとなった彼女が様々な企業とコラボレーションして生み出したガラスやブロンズなど、陶磁器とは異なる素材の作品も登場する。スケッチ画や珍しいエナメル画など、リサ・ラーソンの多彩な創作の世界に接することができるだろう。

同展でもうひとつ興味深いのは、2020年に亡くなった画家で版画家の夫グンナル・ラーソンとの関係に1章を捧げていること。1952年の結婚から70年近くにわたり、語り合い、影響を与え合ってきた夫妻の作品を並べて見ると、芸術家同士の親密な対話が聞こえてくるようだ。

同展はリサ・ラーソン自身の全面的な協力のもと、リアン・デザイン・ミュージアムの館長ルーヴェ・イョンソン氏と長男のマティアス・ラーソン氏がキュレーションを行った。彼女の創作の全貌をたどるとともに、多彩な作品の魅力を堪能できるまたとない機会となっている。

<開催情報>
『リサ・ラーソン展 知られざる創作の世界 — クラシックな名作とともに』

会期:2023年5月17日(水)~6月5日(月) *会期中無休
会場:松屋銀座8階イベントスクエア
時間:10:00~20:00、日曜は19:30、最終日は17:00まで(入場は閉場30分前まで)
料金:一般・大学1,500円、高中700円、小学300円、ペア券2,500円
松屋銀座公式サイト:
https://www.matsuya.com/ginza/

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