山口まゆが舞台初出演、戯曲『これだけはわかっている』で南果歩、栗原英雄らと成長していく家族の姿を描く
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『これだけはわかっている』出演者
6月30日(金) から7月9日(日) にかけて、東京芸術劇場シアターウエストにてアンドリュー・ボヴェルの傑作戯曲『これだけはわかっている ~Things I know to be true~』が上演されることが決定した。
本作は、家族同士のコミュニケーションの難しさ、それぞれの思い、両親の理解の範囲と、それを超える子供たちの考え、そして父親や母親の考え。皆が交差しぶつかり合いながら互いに成長していく家族の姿を、1年を通して描く。
演出は、17年に本戯曲をリーディングドラマとして演出経験のある荒井遼。キャストは、家族の母親役に海外へも活動の場を拡げる南果歩、父親役に栗原英雄、そして21年の『ダブリンキャロル』に続いて荒井演出2作目となる山下リオが長女役として出演。南果歩との親子役は本作で2度目となる。また、本作の公演初日が俳優デビュー15年目の記念日となる市川知宏、そしてデビュー15周年の入江甚儀が、同じ事務所の先輩・後輩という間柄で兄弟役を、さらに映像作品での演技力の高さで注目されている若手俳優の山口まゆが、家族の中で年のやや離れた妹・末娘役に挑む。
<出演者 コメント>
■南果歩
素晴らしい戯曲に出会いました。
家族それぞれの葛藤や苦しみ、そして人生が、日常を通して鮮やかに描かれています。どうしようもない思いを抱えて人は生きている。正攻法の会話劇、可笑しみや行き違いが溢れています。この物語の要となる、母フラン役を演じられることにワクワクしています。演出の荒井遼さんをはじめ、素晴らしいスタッフキャストと共に、心に残る舞台を作り上げていきたいと思っています。
劇場でお持ちしています。
■栗原英雄
戯曲を読ませて頂いて、素晴らしさを感じながら……演るのは大変だ! と正直思いました。六人家族のプライス一家の物語。側から見ると一見幸せそうな家族だが、それぞれが問題を抱えてる現実。社会と家族、夫と妻、親と子供、家族と個人。些細な綻びから家族の調和は崩れていく。演出の荒井遼さんがどう捌いて行くか皆さんご期待ください。素敵な共演者の皆様とプライス家に起きている物語を紡いでいけたらと思っております。これは再生への物語。私は、これだけはわかってる。
■山下リオ
私にとって「家族」という塊は、時に優しく、時に鋭く、様々な形に変化しながら、私の人生に大きな影響を及ぼしてきた。そうして当たり前のようにいる家族が、他人(人間同士)の集まりでもあることに気づいた瞬間、なぜか永遠に愛してしまう不可解な存在のようにも感じてしまう。この作品の読んでいると、そんな不可解の氷が溶けていくような気がしました。
これまで家族に思ってきたこと、これから家族に思うことが怒涛のように私に流れ込み、最後は涙が止まりませんでした。是非、たくさんの方に観ていただきたいです。
■市川知宏
一家の長男マークを演じます。長男として、一人の人間として家族とどう向き合っていくべきなのか。稽古を重ねながら模索したいと思います。今回の作品を通して皆様に「家族」という普遍的な存在を改めて再考する機会にして頂きたいです。そして、公演初日の6月30日は自分がデビューしてからちょうど15年目に入ります。一つの節目としてここからまた良いスタートに出来るよう真摯に臨みたいと思います。是非劇場にお越し下さい。
■入江甚儀
家族は運命共同体、良い方にも悪い方にも共に影響し合うのが必然的。ここ数年30代を目前にしてより思うようになりました。
台本を読んでみて、率直にこの作品に参加出来て嬉しいと思いました。なぜなら僕自身の物語でもあり、救いがあったからです。きっと皆さんの物語でもあると思います。ぜひ劇場へ観に来てください!
■山口まゆ
舞台のお話をいただいた時、嬉しさと同時に自分に対しての試練を感じました。
舞台は緊張感と生の感情が揺れ動く感覚が映像とはまた異なり、新たな努力と度胸を身に付けなくてはと稽古前からとても緊張しています。台本はとても面白く、一気に読んでしまいました。家族とはいえ生き方や価値観が違う人同士がぶつかり合いながら、心を打ち解けていく姿がとても魅力的な作品です。先輩方の背中を追いかけながら、全力で頑張っていきたいです! ぜひご来場下さい!
<公演情報>
tsp NextStage『これだけはわかってる』〜Things I know to be true〜
作:アンドリュー・ボヴェル
翻訳:広田敦郎
演出:荒井遼
出演:南果歩、栗原英雄、山下リオ、市川知宏、入江甚儀、山口まゆ
【東京公演】
6月30日(金)~7月9日(日)
会場:東京芸術劇場シアターウエスト
料金:6,600円(全席指定・税込)
発売日:5月25日(木)
チケットはこちら:
https://w.pia.jp/t/koredakeha/
公式サイト:
https://tspnet.co.jp/koredake/