『せたがやこどもプロジェクト2023』詳細発表　白井晃「絶対忘れないような体験がそこにあるはず」

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ぴあ

23/5/11(木) 18:15

『メルセデス・アイス』ビジュアル宣伝写真：二石友希

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7月から8月にかけて世田谷パブリックシアター、シアタートラムほかで開催される『せたがやこどもプロジェクト2023』の詳細が発表された。

『せたがやこどもプロジェクト』は、子どもを対象により幅広いジャンルの舞台芸術を展開するプロジェクト。創造性あふれる公演やワークショップが毎年行われている。

今年の“ステージ編”では、演芸番組『笑点』の新メンバー・春風亭一之輔による人気寄席公演『せたがや夏いちらくご』、直木賞作家・森絵都によるベストセラー小説を原作として創作するミュージカル『カラフル』、3Dメガネをかけて鑑賞するラルンベ・ダンサ『エアー～不思議な空の旅～』、そして、世田谷パブリックシアターの芸術監督である白井晃が演出を担う『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』、朗読劇『「この子たちの夏」1945・ヒロシマナガサキ』が上演される。

また“ワークショップ編”では小学生から高校生までを対象とした様々な『エンゲキワークショップ』を開催。なかなか足を踏み入れる機会のない世田谷パブリックシアターの稽古場で、工夫を凝らした楽しい演劇ワークショップが行われる。そのほか劇場インターンシップの募集なども予定されている。

併せて、世田谷パブリックシアターの芸術監督・白井晃からコメントが到着した。

■世田谷パブリックシアター芸術監督白井晃コメント
みなさん、世田谷パブリックシアターを知っていますか？
三軒茶屋の駅のそばに立っているキャロットタワーの三階にある劇場（げきじょう）のことです。
そして、もう一つ。世田谷線の駅のそばにもシアタートラムという劇場（げきじょう）もあります。

劇場ってなんでしょうか？
皆さんは、劇場に行ったことはありますか？
劇場は、お芝居や、ダンス、サーカス、音楽、落語など様々なことが行われる場所です。
みなさんが集まると、劇場に灯りがともり、さまざまな作品が始まります。

役者さんと言われる人たちが現れて、演じたり歌ったりします。
ダンサーと言われる人たちが出てきて踊ります。
ミュージシャンと言われる人が楽器を演奏します。
スタッフと言われる人たちが、明かりを入れて、幕が上がり、音楽が始まると、ほら。
そこには、ふだん、家や学校では見ることができない、不思議な世界と時間があるんです。
面白いこと、びっくりすること、笑うこと、涙が出たり、感動したりすること。
いつもは感じたことがないようなドキドキが劇場にはたくさんあるんです。
たぶん、みなさんが、これからも絶対忘れないような体験がそこにあるはずです。

だから、劇場に遊びにきませんか？
ここでしか感じることができない、たくさんのワクワクがあります。
みなさんと、劇場で会えることを楽しみにしています。

＜公演情報＞
『せたがやこどもプロジェクト2023』《ステージ編》

『せたがや夏いちらくご』

7月17日(月･祝) 世田谷パブリックシアター
※昼・夜2回公演