“持つ者と持たざる者”の生活と思いを描く、劇団普通「風景」
ステージ
ニュース
劇団普通「病室」より。(撮影:福島健太)
劇団普通「風景」が6月2日から11日まで東京・三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演される。
本作では、祖父の葬儀のために実家に帰省した娘と彼女を取り巻く家族の物語が、“持つ者と持たざる者”の葛藤を交えつつ描かれる。なお本作は全編茨城弁での上演となる。
作・演出を主宰の石黒麻衣が担当し、出演者には用松亮、岩瀬亮、浅井浩介、安川まり、坂倉奈津子、鄭亜美、岡部ひろき、泉拓磨、早坂柊人、青柳美希が名を連ねた。
上演に向けて石黒は「旗揚げから一貫して、身近な人々の埋もれてしまいそうな、ささやかな生活を描かせていただいてきました。本作も、大きな出来事や事件は起こらずただ、生活の内にあることを日々の記録に綴るような作品です。ですが、そのような日々の生活こそがひとりひとりを形作り、時に嬉しさで、時には悲しさで心を動かし埋めていくように思います。本作が、少しでも観る方のお心に留まるものであることを心より願っております」とコメントした。
劇団普通「風景」
2023年6月2日(金)~11日(日)
東京都 三鷹市芸術文化センター 星のホール
作・演出:石黒麻衣
出演:用松亮、岩瀬亮、浅井浩介、安川まり、坂倉奈津子、鄭亜美、岡部ひろき、泉拓磨、早坂柊人、青柳美希