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自分のなりすましアカウントを見つけた女優は…ロマングラス「ワタシが私であるために」

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ロマングラス「ワタシが私であるために」チラシ表

ロマングラス「ワタシが私であるために」が、6月2日から4日まで東京・新宿眼科画廊 スペース地下で上演される。

高山拓海が2018年に立ち上げたロマングラスは、“耽美的なまでの悲劇”をコンセプトに掲げる演劇プロデュース集団。本作では、自分自身と向き合う女優の物語を描く。

憑依型女優と呼ばれるSは、あるSNSアカウントを見つけて動揺した。それは彼女の名前や写真を使って、さも彼女自身であるかのように振る舞っているアカウントで……。出演者には染谷桃香、高山斐七子、清平和世志、田中優笑が名を連ねた。上演に向け、作・演出を手がける高山は「人間は常に“自分”を見つけることはできません。自分を見つけたつもりになって、喜んで、やっぱり違ったって落胆する。そんな空虚な生き物だ、と言ったのは自分ではありません」としながら、かつて「完璧な何かになりたい中途半端な存在なんだ。それが人間なんだ」と言った人に対する思いを語った。

高山拓海コメント

人間は常に“自分”を見つけることはできません。自分を見つけたつもりになって、喜んで、やっぱり違ったって落胆する。そんな空虚な生き物だ、と言ったのは自分ではありません。「完璧な何かになりたい中途半端な存在なんだ。それが人間なんだ。」と酒にも自分自身にも酔っ払っていたアイツは、もうお芝居をやめてしまいました。でも、アイツが紡いだ言葉たちは今も自分の心の中で脈打っています。

今の自分ならアイツになんて言葉を返せるんだろう。どんな言葉で人間賛否を語るんだろう。あるいは、どんな言葉でアイツを芝居に誘うんだろう。そんな事を考えながら本作を描きました。

ご来場心よりお待ちしております。

ロマングラス vol,4「ワタシが私であるために」

2023年6月2日(金)~4日(日)
東京都 新宿眼科画廊 スペース地下

作・演出:高山拓海
出演:染谷桃香、高山斐七子、清平和世志、田中優笑

※高山拓海、高山斐七子の「高」ははしご高が正式表記。