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主演は門脇麦 映画『ほつれる』ティザービジュアル&キャストコメント公開

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『ほつれる』ティザービジュアル (C)2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS

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映画『ほつれる』が、9月8日(金) に公開されることが決定し、併せて、ティザービジュアルとキャストコメントが公開された。

本作を監督するのは、『もはやしずか』『ザ・ウェルキン』で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞、『ドードーが落下する』で第67回岸田國士戯曲賞を受賞するなど、演劇界で注目を集める演出家・加藤拓也。本作は、リアリティ溢れる台詞まわしで観客の心を揺さぶり、演出家としての手腕を見せつけた初長編映画『わたし達はおとな』(22) を経て臨んだ、オリジナル脚本・長編監督映画2作目。ある出来事をきっかけに、夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと向き合っていくひとりの女性の姿を描く。

主演を務めるのは門脇麦。目の前の現実に揺れる主人公・綿子の心の機微を繊細に演じる。共演には、綿子の夫・文則役に映像・舞台とマルチに活躍する俳優・田村健太郎、その存在が大きな転回点となる男・木村には染谷将太、綿子の親友・英梨を黒木華が演じる。

公開されたティザービジュアルは、「心がゆれる――。」のことばとともに、光の差す部屋で門脇演じる主人公・綿子の佇む姿が写し出されている。

<コメント>
■門脇麦(綿子役)

人生には誰しも何かを選択せねばならない瞬間が何回かあって、その瞬間は点でもさまざまな過程が入り混じった線があるからこその今に至る、その繰り返しが人生なのだと思います。
この物語は1人の女性のとある時期の点と線を描いた物語です。
物語というより観察、記録、にも近い感触が残るのではないかと思います。
映画のメッセージも答えも全て観てくださる方に委ねられている作品です。
是非劇場に足をお運びください。

■田村健太郎(文則役)

目の前には門脇さん演じる綿子がいて、ガラス細工のような台本があって、「やってみましょう」と加藤監督がポツリと言って始まり、役者、照明、撮影の歯車を変えてもう一度やってみる。その繰り返しでした。
そうやって静かに淡々とひとつに向かう、皆が職人のような、工房のような現場でした。とても幸せでした。
組み上がったものを思い出すと、人間を不思議に思ったり、生々しさに後ろめたくなったり、また雲間からのぞく三日月みたいな業に不覚にも見とれてしまう瞬間もあったりで……この作品に今だに掻き乱されてます!

■染谷将太(木村役)

自分を見つめる事ほど難しい事はありません、様々な関係性の視線の先に自分が居るとするならば、自意識も1つの視線でしかない、綿子が1歩踏み出した自分を求める旅路を加藤拓也さんは細部まで見事に映画に落とし込んでいて圧巻でした。加藤さんの書くセリフはとても繊細な言葉達で、会話を作り上げるのがとても楽しい作業でした。皆様にはスクリーンであの緊張と緩和の空気に揺さぶられて欲しいと願っております。

■黒木華(英梨役)

加藤さん演出の舞台に出演させていただいてから、この人とは必ずもう一度仕事をしたい、と思っていました。
それからあまり日を待たず、今度は映画という場でご一緒することができ、大変嬉しく思います。
「ほつれる」という単語を皆さんがどう捉えられるか、映画を見ていただけるのが楽しみです。

■加藤拓也監督
この作品では当事者性を感じることができない、またはしないで、向き合うことを諦めているある一人のもつれが描かれています。それが小さなことから大きなことまで、いかに繰り返されているのかということが、私にとって二本目の映画になりました。

<作品情報>
『ほつれる』

9月8日(金) 全国公開

監督・脚本:加藤拓也
出演:門脇麦、田村健太郎、黒木華/染谷将太
古舘寛治、安藤聖、佐藤ケイ、秋元龍太朗、金子岳憲、安川まり

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