海外映画祭でも注目、“ごみ屋敷”の実態をコミカルに描く「断捨離パラダイス」予告編

ごみ屋敷を題材にした喜劇映画「断捨離パラダイス」の予告編がYouTubeで公開された。

「捨てられない」人たちの生態をリアルかつコミカルに描き出す本作。ごみ屋敷専門の清掃業者・断捨離パラダイスで働き始める白高律稀を篠田諒が演じ、そのほか北山雅康、泉谷しげる、武藤十夢、関岡マーク、中村祐美子らがキャストに名を連ねた。予告編には、原因不明の手の震えにより突然キャリアを断たれた元ピアニストの律稀が、清掃業を通して、想像を絶する世界を目撃していくさまが収められている。

なお本作はフランスのCannes Film Awardsで最優秀インディー長編映画賞を受賞。ほかにもドイツのニッポン・コネクション、カナダのモントリオールインディペンデント映画祭、日本のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にも出品された。

映画祭の受賞の報告を受けた監督の萱野孝幸は「世界各国で評価いただけてうれしく思います。住宅事情や価値観が異なる国でもこの物語に興味を持ってもらえたことはとてもうれしいですし、現地の方々の反応がとても気になります」とコメント。出演に加え、本作で初めてプロデューサーを務めた中村は「初めて手がけた作品をこのように評価していただき大変うれしく思います。ごみ屋敷は各国共通の社会問題であることから今回の題材に決めましたが、私たちが思っていた以上に“ごみ屋敷”は世界中の方々の興味の的だったのかもしれません」と伝えた。

「断捨離パラダイス」は6月30日に全国公開。

(c)2023『断捨離パラダイス』製作委員会