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長塚圭史「新たな命を全力で吹き込みたい」 音楽劇『モグラが三千あつまって』7月上演

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舞台『モグラが三千あつまって』キャスト組み写真

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舞台『モグラが三千あつまって』が、7月14日(金) から30日(土) に新国立劇場 小劇場で上演される。

長塚圭史による「こどもも大人も楽しめる」シリーズの最新作となる『モグラが三千あつまって』は、NHK『ひょっこりひょうたん島』の企画・演出を手がけた武井博の同名児童文学を原作とした音楽劇。1984年に出版された約40年前の児童向け小説ながらも、現在の世界情勢にも通ずる動物たちの攻防戦、そして平和への願いが物語を通して描かれている。長塚は子どもの頃に本作を読んだ際に衝撃を受け、いつか舞台化したいと長年あたためていたという。

出演者は吉田美月喜、富山えり子、小日向星一、栗原類の4名。いくつもの役を演じ分け、歌あり、踊りありの音楽劇として上演される。振付はこれまでのシリーズすべての作品を手がけてきた近藤良平、音楽は、NHK連続テレビ小説『らんまん』の音楽も手がける阿部海太郎が務める。

■長塚圭史(上演台本・演出)コメント
作者の武井博氏はプロデューサーとしてNHK『ひょっこりひょうたん島』の企画・演出を手掛けていました。この童話は、武井さんがある朝、自宅の庭でモコモコと土中から現れた或るモグラから聞いたお話だそうです。とても不思議なことですが、そんなこともあるのかもしれません。
私がこの本に出会ったのは9歳の頃。おそらくこの童話本に出会った少年少女は、少なからず衝撃を受けたのではないかと思います。少なくとも私はその一人です。知恵者モグラのマチェックが仲間たちと共に、大きな体のイヌやネコを相手に大活躍する冒険譚として読み進めていると、思いがけない展開に息を呑むことになりました。戦争が奪うものの恐ろしさは人間界も動物界でも変わりません。これは戦争を生で体験した作者の思いがぎっしりと詰まった、心揺さぶる童話です。
出演者はモグラが三千匹も出てくるのに4人です。イヌ族ネコ族も出てくるのに4人。こんな途方もないようなことを成し遂げるには、やっぱりお客さまの力が必要です。舞台をぐるりと囲んで、一緒にこの物語を紡いでいただければと思います。音楽に阿部海太郎さん、振付は近藤良平さん。とにかく劇場を縦横無尽に駆け回り、私が子どもの頃から愛するこの隠れた名作に、新たな命を全力で吹き込みたいと思います。

<公演情報>
舞台『モグラが三千あつまって』

7月14日(金) ~30日(日) 新国立劇場 小劇場
※プレビュー公演:7月8日(土)・9日(日)

舞台『モグラが三千あつまって』ビジュアル

原作:武井博
上演台本・演出:長塚圭史
振付:近藤良平
音楽:阿部海太郎

キャスト:吉田美月喜 富山えり子 小日向星一 栗原類

チケット情報はこちら:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2306579

詳細はこちら:
https://www.nntt.jac.go.jp/play/mogura/

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