スコセッシ×ディカプリオの新作が10月に劇場公開、米先住民の連続殺人描く西部劇
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「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」場面写真
マーティン・スコセッシが監督、レオナルド・ディカプリオが主演を務めたApple TV+オリジナル映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」が10月6日から劇場公開されることが明らかに。予告編がYouTubeで解禁された。
本作は1920年代の米オクラホマ州で、石油の発掘によって有数の富を手にしたアメリカ先住民のオーセージ族が犠牲になった連続殺人事件を描いた西部劇。その財産にすぐに目をつけた白人たちは彼らを巧みに操り、脅し、やがて殺人に手を染める。原作はデイヴィッド・グランが米国史の暗部に迫った犯罪ノンフィクション「花殺し月の殺人──インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」。スコセッシは「ミュンヘン」「DUNE/デューン 砂の惑星」を手がけたエリック・ロスと共同で脚本を執筆した。
スコセッシとディカプリオは「シャッター アイランド」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」などに続いて6回目のタッグ。ディカプリオが演じたのは、オーセージ族の女性と結婚する白人男性のアーネスト・バークハートだ。「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」で知られるリリー・グラッドストーンがアーネストの妻モーリーに扮している。ロバート・デ・ニーロやジェシー・プレモンスもキャストに名を連ねた。尺は3時間26分。
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」は第76回カンヌ国際映画祭のアウトオブコンペティションでフランス現地時間5月20日に初披露。スコセッシの監督作がオフィシャルセレクションに正式出品されるのは1986年の「アフター・アワーズ」以来、37年ぶりとなる。10月の劇場公開ののち、Apple TV+で全世界に向けて配信。