中学に行きたい人は?世界3カ国にある“ちいさな教室”の教師捉えた記録映画、予告公開
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「世界のはしっこ、ちいさな教室」場面写真
ドキュメンタリー映画「世界のはしっこ、ちいさな教室」の予告編がYouTubeで公開された。
本作に登場するのは「子供たちに広い世界を知ってほしい」という情熱を胸に奮闘する3人の女性教師。アフリカの国ブルキナファソの新人教師で二児の母サンドリーヌ・ゾンゴ、シベリアに暮らす現役の遊牧民スヴェトラーナ・ヴァシレヴァ、バングラデシュの農村地帯で活動するフェミニストのタスリマ・アクテルだ。作中では、子供たちの未来に明かりを灯そうとする彼女たちの姿、そして学びに目覚めた子供たちの様子が映し出される。
映像には、僻地の村に赴任してきたサンドリーヌが泣いている子供を慰める様子や、モンスーンにより水没した地域でタスリマが船上授業を行うさまが捉えられた。机や椅子をソリに積んで、遊牧民のキャンプを移動しながら子供たちを教えるスヴェトラーナの姿も。また、タスリマが「中学に行きたい人は手を挙げて」と言うと、子供たちが一斉に手を伸ばす場面も収められた。
「世界のはしっこ、ちいさな教室」は7月21日に東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開される。エミリー・テロンが監督、「世界の果ての通学路」のバーセルミー・フォージェアが製作を担当。ナレーターを「エール!」のカリン・ヴィアールが務めた。
(c) Winds - France 2 Cinéma - Daisy G. Nichols Productions LLC - Chapka - Vendôme Production