演劇 / 微熱少年が館林美術館でアートを再定義、制作手法の異なる3作を明日から上演
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演劇 / 微熱少年 たてび×えんびリーディングシアター「エレジー -父の夢は舞う-」チラシ表
演劇 / 微熱少年による、たてび×えんびリーディングシアター「エレジー -父の夢は舞う-」が明日5月21日に群馬・群馬県立館林美術館 講堂、「すべて重力のせいだ」「構造なり力なり」が23日から6月4日まで群馬県立館林美術館 別館にて上演される。
これらは、演劇 / 微熱少年が昨年に続いて群馬県立館林美術館で行う公演。 今年は、清水邦夫戯曲のリーディング「エレジー」、主宰・加藤真史による新作「すべて重力のせいだ」「構造なり力なり」の計3作品を上演する。
オンライン稽古で立ち上げた「エレジー」には萩原朔美、鄭亜美、林健樹、川田夏実、大竹直が出演。群馬県立館林美術館での滞在制作による「すべて重力のせいだ」には大竹、加藤亮佑、酒巻誉洋、村山朋果が出演する。「構造なり力なり」は2021年に日本劇作家協会主催「月いちリーディング」で発表した作品をもとに拠点制作した作品で、ワークショップ型公募オーディションで選ばれた小池舞、久保田雅彦、小川朋珠、芦塚諒洋が出演する。
加藤は上演に向け、「最高のキャストとスタッフとともに館林というマージナルでボーダレスな地から世界に向けて発信していきます。ワークショップ、リーディング、滞在制作・上演と盛りだくさんのラインナップですが、ARTが人と人とをつなげ、社会を形成していくこと、その開かれた場としての『劇場』や『美術館』『museum』の在り方を考えていく機会にしたいと思っています」とコメントした。
上演時間は「エレジー」が約3時間、「すべて重力のせいだ」「構造なり力なり」がそれぞれ約1時間。
加藤真史コメント
この企画で考え得る最高のキャストとスタッフとともに館林というマージナルでボーダレスな地から世界に向けて発信していきます。ワークショップ、リーディング、滞在制作・上演と盛りだくさんのラインナップですが、ARTが人と人とをつなげ、社会を形成していくこと、その開かれた場としての「劇場」や「美術館」「museum」の在り方を考えていく機会にしたいと思っています。
「エレジー -父の夢は舞う-」に向けて
萩原朔美さんから「『エレジー』をやりたいから演出して欲しい」と言われたのは、2020年初秋だったと思います。気にはなっていたのですが、コロナの大流行でいろいろが難しくなってしまいました。昨年、館林美術館で初めての演劇公演を任せていただき、次はどうしようかと考えたとき、この一連の取組がアートそのものの再定義が行われているという認識から前衛芸術家であり戦後日本のサブカルチャーの仕掛け人でもあった朔美さんに絡んでいただきたいと思い至り、この企画が実現することとなりました。ずっと一緒にやってみたかった鄭亜美さんの出演が実現したことや、尊敬する林健樹さん、清水邦夫さんを良く知る川田夏実さん、大竹直さんの出演も心強い布陣となりました。戯曲のテキストの魅力を最大限に引き出す企画にしたいと思っています。
演劇 / 微熱少年 たてび×えんびリーディングシアター「エレジー -父の夢は舞う-」
2023年5月21日(日)
群馬県 群馬県立館林美術館 講堂
脚本:清水邦夫
演出:加藤真史
出演:萩原朔美、鄭亜美、林健樹、川田夏実、大竹直
演劇 / 微熱少年 vol.4&5「すべて重力のせいだ」「構造なり力なり」
2023年5月23日(火)~6月4日(日)
群馬県 群馬県立館林美術館 別館
脚本・演出:加藤真史
「すべて重力のせいだ」
出演:大竹直、加藤亮佑、酒巻誉洋、村山朋果
「構造なり力なり」
出演:小池舞、久保田雅彦、小川朋珠、芦塚諒洋