ジョン・カサヴェテスの日本劇場未公開作も、ポレポレ坐でオルタナティブな上映会
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ジョン・カサヴェテス「Too Late Blues」場面写真 (c)Images Courtesy of Park Circus/Paramount
上映イベント「Experimental Film Culture vol. 5 in Japan ~ポレポレオルタナティブ~」が6月1日から4日にかけて東京・Space & Cafe ポレポレ坐で開催される。
映像作家の鈴木光、ポレポレ東中野の石川翔平、写真家・映像作家の西沢諭志の共同企画による、なかなか上映機会のない“境界線上の映画”を紹介する「Experimental Film Culture in Japan(EFCJ)」シリーズ。今回のvol. 5では、ジョン・カサヴェテスの日本劇場未公開作「Too Late Blues」がオリジナル字幕付きで上映される。「よみがえるブルース」の邦題でも知られる「Too Late Blues」は、カサヴェテスの長編デビュー作「アメリカの影」と「フェイシズ」の間に撮られた2本の商業映画のうちの1作。2023年2月に死去したステラ・スティーヴンスが主演を務めた。
また佐々木友輔監督作「映画愛の現在」3部作や、佐々木のデビュー作でありイメージフォーラムフェスティバル2003の一般公募部門大賞を受賞した「手紙」の上映も。さらに米ニューヨーク州立大学ビンガムトン校映画学部の教授・西川智也がセレクトした短編プログラムや、過去にEFCJで上映されたドイツ・ベルリン在住の作家ダーン・コムリエンの新作、「伊丹シリーズ」で知られる崟利子の初期代表作「Blessed ─祝福─」がスクリーンにかけられる。EFCJメンバーである鈴木と西澤が長年取り組んだ福島を舞台にした新作と、撮りためたフッテージをまとめたパイロット版の2本立て上映も披露される。上映スケジュールはイベント公式サイトで確認を。チケットは1回券が1500円、3回券が3600円、フリーパスが7000円。指定のメールアドレスで予約を受け付けている。
なおオンラインプログラムとして「鈴木光短編作品集」が特別配信される。ドイツ・ベルリンを舞台に制作された短編4作品と、初期の短編2作品によるプログラムだ。こちらは本日5月29日19時から6月11日23時59分まで配信される。
Experimental Film Culture vol. 5 in Japan ~ポレポレオルタナティブ~
2023年6月1日(木)~4日(日)東京都 Space & Cafe ポレポレ坐
料金:1回券 1500円 / 3回券 3600円 / フリーパス(限定10枚)7000円
予約用メールアドレス:info@efcjp.info
上映プログラム
A:ジョン・カサヴェテス
「Too Late Blues」※オリジナル字幕付き
B:佐々木友輔「映画愛の現在」
「映画愛の現在 第I部 壁の向こうで」
「映画愛の現在 第II部 旅の道づれ」
「映画愛の現在 第III部 星を蒐める」
C:佐々木友輔
「手紙」
D:西川智也キュレーション短編プログラム「対話と介入」
Ross Meckfessel「Estuary」
Cecelia Condit「Ai and I」
Grace Mitchell + Sofia Theodore-Pierce「Pet World」
Emily Drummer「Field Resistance」
Michael Robinson「Polycephaly in D」
E:ダーン・コムリエン
「Afterwater」※英語字幕のみ
F:崟利子
「Blessed ─祝福─」
G:西澤諭志・鈴木光
西澤諭志「新作(パイロット版)上映」
鈴木光「福島形相日記 完結版」
特別配信「鈴木光短編作品集」オンラインプログラム
2023年5月29日(月)19:00~6月11日(日)23:59
配信チケット:1000円
販売URL:https://teket.jp/1797/21950
<配信作品
「Garden」
「W」
「Das Strahlen」
「FUKUSHIMA BERLIN 1」
「Slaked lime」
「Trauma」
※電子チケット販売プラットフォーム・teketへの登録が必要