山崎育三郎が“女優”に、主演作「トッツィー」は「ミュージカルの醍醐味がすべて詰まった作品」
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ミュージカル「トッツィー」ビジュアル
山崎育三郎が主演を務めるミュージカル「トッツィー」が、来年1月に東京・日生劇場で上演される。
これは、1982年に公開された映画「トッツィー」を原作に、デヴィッド・ヤズベックが音楽・歌詞、ロバート・ホーンが脚本、スコット・エリスが演出、デニス・ジョーンズが振付を手がけるミュージカル・コメディ。本作は2018年にアメリカ・シカゴのキャデラック・パレス劇場で初演、2019年にアメリカ・ニューヨーク、ブロードウェイのマーキース劇場で上演された。同年のトニー賞ミュージカル部門では11部門にノミネートされ、最優秀脚本賞、主演男優賞受賞を獲得した。
劇中では、女装したところ、一躍大人気スター女優になってしまった売れない中年男優マイケル・ドーシーの物語が展開。日本初上陸となる今回は、山崎が主人公のマイケル・ドーシーを演じる。併せて、山崎がマイケルが女装した姿・ドロシー・マイケルズに扮したビジュアルが公開された。
山崎はオファーを受けたときの気持ちを「また1つ大きな挑戦が始まると、ワクワクしました。これまでに出演したミュージカルの中では、最も音域が広い作品。特にドロシーになってからの楽曲は、女性のソプラノの音域が必要になるので、数年前から女性キーを出すためのボイストレーニングを始めました。マイケルとドロシーの演じ分けも役者としてのやりがいを感じます」と明かす。
また映画との相違点を「ドロシーが活躍する場は、映画では1980年代の昼ドラですが、ミュージカル版では、現代のニューヨークのブロードウェイ・ミュージカル。そこが大きな違いになります」と述べ、作品の魅力を「ミュージカル・コメディなので、とにかく笑えて、見終わったあと本当に楽しかった! 幸せ! 最高のミュージカルを観た!という気持ちになれると思います。年齢に関係なく、自分が一歩を踏み出せば、いつからだって新しい自分に出会えるという大きなテーマも描かれています。素晴らしい脚本、演出、音楽、振付、衣裳、セットが組み合わさって、これぞブロードウェイミュージカル!という、ミュージカルの醍醐味がすべて詰まった作品です」と語った。
本作は東京のほか、大阪・愛知・福岡・岡山での上演も予定している。
ミュージカル「トッツィー」
2024年1月
東京都 日生劇場
2024年2・3月
大阪・愛知・福岡・岡山(予定)
原作:映画「トッツィー」(原案:ドン・マクガイア及びラリー・ゲルバート)
音楽・歌詞:デヴィッド・ヤズベック
脚本:ロバート・ホーン
演出:スコット・エリス
振付:デニス・ジョーンズ
出演
マイケル・ドーシー&ドロシー・マイケルズ:山崎育三郎
ほか