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木ノ下歌舞伎『勧進帳』公演詳細&第1弾ビジュアル公開

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東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』第1弾ビジュアル

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9月1日(金) から24日(日) に東京芸術劇場 シアターイーストで上演される木ノ下歌舞伎『勧進帳』の公演詳細と第1弾ビジュアルが公開された。

木ノ下歌舞伎の代表作である『勧進帳』は、主宰・木ノ下裕一が監修・補綴、そして創作当時は企画員として木ノ下歌舞伎に在籍していた、KUNIO主宰の杉原邦生が演出・美術を担い、2010年に初演。その後、2016年にリクリエーション版を上演、ジャポニスム2018の一環として招聘されたパリ公演も好評を博した。

5年ぶりの再演となる今回は「東京芸術祭 2023 芸劇オータムセレクションプログラム」として初の東京公演として上演。リー5世、坂口涼太郎、高山のえみ、岡野康弘、亀島一徳、重岡漠、大柿友哉といったキャストに加え、スウィングとしてオーディションで選ばれた佐藤俊彦、大知が出演する。

また、東京芸術劇場が2009年から取り組む鑑賞サポートの特別版の実施や、公演前の特別対談映像配信、公演期間中の有料トークイベントなども予定されており、詳細は後日アナウンスされる。さらに、9月から11月にかけて沖縄・上田・岡山・山口・水戸・京都公演が行われる予定だ。

■監修・補綴:木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)コメント

撮影:東直子

今までに増して、一枚のチケットが重くなっているようです。
疫禍にも収束の光が見えつつあると言っても、依然として突然の中止があり得る世界において、作り手と観客が同じ時と場を共有する舞台芸術はまさに一期一会。お客さまもまた、時間的な余裕と、経済的な余裕を見極めながら、今見るべき一本の舞台を、慎重に選んでいるように見受けられます。
一方、ますます格差が広がっていく社会の中で、誰もが気軽に娯楽や文化芸術を享受できなくなりつつあるのだとしたら、〝公共劇場〟の意義と責任はより重大です。そんな中、東京芸術劇場さんと一緒に『勧進帳』を上演いたします。公共劇場とカンパニーが協同することで、何ができるのか。少しでもクオリティの高い作品をお客様のお目にかける以外にも、まだまだやれることがあるのではないか。より作品をお楽しみいただくための講座、知的好奇心を刺激するための関連イベント、中高生へ向けた鑑賞会、障がい者への観劇サポートなど、ありったけの知恵を絞って、少しでも皆様の傍に〝寄り添える〟公演を目指します。
思えば、『勧進帳』は、登場人物全員が、寄り添えないはず(立場上寄り添ってはいけないはずの)の他者に、それでも少しずつ寄り添おうとする物語でもありました。
「この公演は自分のためにあった」と、お客様お一人ひとりに思っていただけるように、心を込めて臨みます。
チケット一枚の重さを受け止めながら。

■演出・美術:杉原邦生 コメント

撮影:細野晋司

2016年にリクリエーションした木ノ下歌舞伎版『勧進帳』を5年ぶりに上演できること、とても嬉しく思っています。と同時に、初演時よりさらに目まぐるしく移り変わるこの時代に、7年前の作品が未だ〈チカラ〉を持ち得ているのだろうかと、少しだけ不安を感じたりもしています。
ですが、そもそも歌舞伎の『勧進帳』も、“能の『安宅(あたか)』を歌舞伎化する”というアイデアから創作され、初演から今日に至るまで形を変えながら練り上げられ、幾たびも上演されてきました。その事実こそが、古典芸能の〈チカラ〉を証明していると言えるかもしれません。ということは、“歌舞伎の『勧進帳』を現代劇化する”という野心的な試みによって生まれた僕たちの『勧進帳』も、こうして時代の変化とともに上演を重ねていくことで、日本の古典芸能、さらには、日本の舞台芸術の〈チカラ〉を証明することに繋がっていくはず―――そんな野望を胸に、ただただ良き上演を届けられるよう、粛々と準備を重ねています。
皆さまのご来場お待ちしております。

<公演情報>
東京芸術祭2023 芸劇オータムセレクション
東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』

9月1日(金) ~24日(日) 東京芸術劇場 シアターイースト

監修・補綴:木ノ下裕一
演出・美術:杉原邦生[KUNIO]
出演:リー5世 坂口涼太郎 高山のえみ
岡野康弘 亀島一徳 重岡漠 大柿友哉
スウィング:佐藤俊彦 大知

【配役表】
武蔵坊弁慶:リー5世
源九郎判官義経:高山のえみ
富樫左衛門:坂口涼太郎
常陸坊海尊/番卒オカノ:岡野康弘
亀井六郎/番卒カメシマ:亀島一徳
片岡八郎/番卒シゲオカ:重岡漠
駿河次郎/太刀持ちの大柿さん:大柿友哉

【ツアー日程】
沖縄公演:9月29日(金) ~10月1日(日) 那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場(特設客席)
上田公演:10月7日(土)・8日(日) サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホール(特設客席)
岡山公演:10月14日(土)・15日(日) 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 小劇場
山口公演:10月21日(土)・22日(日) 山口情報芸術センター スタジオA
水戸公演:10月27日(金)・28日(土) 水戸芸術館 ACM劇場
京都公演:11月4日(土)・5日(日) 京都芸術劇場 春秋座(特設客席)

チケット情報はこちら:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2318749

詳細はこちら:
https://www.geigeki.jp/performance/theater331/

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